外交官への転職
外務省経験者採用試験(書記官級)とは?
試験と対策について解説

外交官への転職。外務省では中途採用試験の1つとして外務省経験者採用試験(書記官級)を実施しています。この外務省経験者採用試験(書記官級)は、民間企業から公務員への転職、公務員から公務員への転職など外交官として活躍いただける様々なバックグランドの人材を求めている試験です。
また、今年2026年度の試験から海外在住の方にも受験いただきやすいように、書類選考+面接の形式で実施されることになりました。詳細内容の発表は7月ですが、現在公表されている情報をもとにどういった試験になるか解説いたします。
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1.外交官になる、外務省に入省するための試験の種類
外交官になる、外務省に入省するための試験としては、新卒採用にあたる国家総合職試験、外務省専門職試験、中途採用にあたる外務省経験者採用試験(書記官級)、外務省社会人経験者選考採用試験(課長補佐級、係長級)などがあります。
外務省経験者採用試験(書記官級)は、外務省専門職の中途採用にあたる試験で、大学等を卒業後に社会で9年以上活躍した経験を持つ方々を対象としています。 また、外務省社会人経験者選考採用試験(課長補佐級、係長級)は、国家総合職の中途採用にあたる試験で、課長補佐級は大学等卒業後7年以上、係長級は大学等卒業後2年以上の社会経験が必要です。

ここでは、採用人数の多い外務省経験者採用試験(書記官級)について詳しく解説していきます。
2.外務省経験者採用試験(書記官級)の受験資格
以下のような受験資格があり、これを満たす方であれば受験できます。ただし、日本国籍を有しない方や二重国籍の方など受験資格を満たしても受験できない場合もあります。
例)2025年度
2025年4月1日において、大学等(短期大学を除く。)を卒業した日又は大学院の課程等を修了した日のうち最も古い日から起算して9年を経過した者
※その他国籍要件などもあります。
3.求められる人材
外務省では、経験者採用(書記官級)として以下のような人材を求めています。すべてを兼ね備えている必要はありませんが、外交官への転職について留意しておくべきポイントになりますので、これまでの社会人経験がどのように活かせるか考えておきましょう。
| 必要なスキル | 詳細 | |
|---|---|---|
| ① | マインド | 公務に対する強い関心と、全体の奉仕者としての熱意がある。 |
| ② | 知識 | 外交領事事務に関する以下の分野における社会経済情勢に関する知識並びに国際法規に関する知識及びこれに関連する知識。 例)外交政策、安全保障、地球規模問題(環境、人権・人道)、条約、法律・広報文化、経済・領事・経済協力・情報分析 |
| ③ | 語学力 | 英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、トルコ語、タイ語、インドネシア語、中国語及び朝鮮語のうちいずれか1か国語以上の外国語の能力並びに課題を解決できる論理的な思考力、判断力及び表現力を有する。 ※英語については、受験語学にかかわらず、TOEFL(iBT)100点以上又はIELTS7.0以上のスコアを有していることを推奨。 |
| ④ | 素養 | 途上国の過酷な環境でも勤務できるたくましさ、国際社会の多様な価値観を理解し受け入れることができる柔軟性とバランス感覚を兼ね備えている。 |
| ⑤ | 経験 | 大学卒業後の研究又は職務経験(業種は問わない。)の年数が、7月1日現在で通算9年以上に及ぶ者であって、これらの職務経験を通じて体得した効率的かつ機動的な業務遂行の手法その他の知識及び能力を有し、即戦力となるもの。 |
| ⑥ | 資質 | 採用後の研修又は職務経験を通じてその知識及び能力の向上が見込まれる資質を有する。 |
4.外務省経験者採用試験(書記官級)の試験スケジュール
2026年度から海外や地方在住の方に受験いただきやすいように書類選考とオンライン面接が導入されます。試験は3回にわたって実施され、第一次選考が書類選考、第二次選考がオンラインでの面接、第三次選考が外務省本省での面接になります。

5.外務省経験者採用試験(書記官級)の試験内容
第一次選考
書類選考が実施されます。必要書類は履歴書・職務経歴書、小論文(職務経験論文)、外国語エッセイなどになることが予想されます。
外国語エッセイは、受験者がAIを活用して書くこともできますので、ここで外国語の能力を見極めることはあまり想定していないと思われます。おそらく外務省にフィットする人材かどうかをエッセイの内容で確認することになると思われます。
※外国語は、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、ペルシャ語、トルコ語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、中国語及び朝鮮語から選択することになると思われます。
第二次選考
オンラインで面接が実施されます。外国語面接試験、人物試験(日本語面接など)が予想されます。
※外国語面接は第一次選考の外国語エッセイと同じ言語になると思われます。
第三次選考
ここで初めて対面での試験が実施されます。人物をよく見極めるために、通常の面接以外に、集団討論なども予想されます。
第2次試験 外国語面接、個別面接、総合評価面接
外国語面接は、第1次試験の外国語試験(記述式)で選択した言語で面接が行われます。2次試験は全体を通じて外務省が求める人材に合致するか、受験者本人の見るための人物試験が継続して行われます。
6.外務省経験者採用試験(書記官級)の試験実施状況
試験に最終合格するとほぼ内定となります。採用予定者数は公開されていますが、最終合格者数を見ると採用予定者数を確保するのではなく、受験生本人が外務省職員としてふさわしいかどうかを見極めて最終合格者数を決めていることが分かります。
過去3年間の試験実施状況は以下の通りです。表の中の( )は女性内数です。
| - | 採用予定数 | 受験申込者数 | 最終合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | 25 | 178(81) | 18(9) | 9.9 |
| 2024年 | 25 | 131(60) | 13(9) | 10.1 |
| 2025年 | 25 | 147(62) | 12(4) | 12.3 |
7.最後に
いかがでしたか。外交官への転職試験のイメージはつかんでいただけたでしょうか。試験は様々な面から受験者の方が外務省職員としてふさわしいかどうかを見極めていきます。一方で筆記試験の対策を進めるとともに外務省の役割を理解し、ご自身のこれまでの社会経験がどのように活かすことができるかを人事担当者にしっかりとアピールしていくことができれば採用に大きく近づくことができます。
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