不動産鑑定士 合格体験記|菱田 琉斗さん

【合格の秘訣】丁寧・反復・継続

藤井 崇史さん

菱田 琉斗さん
(20代)

DATA BANK

受講コース 上級本科生
受講形態 教室講座
受験環境 大学・大学院との両立
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 2回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 2年1カ月
学習期間中、TAC受講期間 2年1カ月
得意科目 【鑑定理論(論文)】
講義の内容理解をしたうえで暗記の精度を上げていけば確実に点数が伸びてくるため。
不得意科目

【経済学】
全国模試や本試験ではテキストを理解しているだけでは解けない問題が出題されるため。

不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

大学2年生のときに将来就きたい職業について調べていたところ、不動産鑑定士という職業を知りました。私はもともと建物を眺めることが好きで、さらに将来的に社外でも通用する専門性の高い仕事をやりたいと考えていたため、それらすべての条件を満たす不動産鑑定士という職業は非常に魅力的だと感じ、チャレンジすることを決めました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

難関資格に分類されており、市販のテキスト等が出回っていないため、独学では合格できないと判断して予備校を利用することに決めました。また、何十年ものノウハウが蓄積されている予備校のカリキュラムに沿って学習していく方が効率が良く、短期で合格することができると考えたからです。

TACを選んだ理由・決め手

不動産鑑定士試験合格者の約7割の人がTACを利用していることを知り、さらにTAC本科生のカリキュラム修了者の合格率も非常に高かったため、TACを利用することに決めました。また、TACの全国模試はTAC以外の予備校を利用している人も参加するため、本試験に近いランキングが出るため、合格ラインを把握するのに便利だと考えてTACに決めました。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

一回目の論文試験では大学の講義を多めに入れていたので鑑定士試験の直前に大学のテスト勉強をし、レポートにも追われていました。そのため、一番大切な時期に論文試験の勉強が十分にできないストレスもあり、万全の状態で試験に挑むことができませんでした。今回の論文試験では直前期に勉強に集中できる環境づくりをしてストレスのない万全の状態で挑めるように体調も管理して合格することができました。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

大学と不動産鑑定士試験の両立は、単位取得と試験勉強のバランスをとることが難しいです。履修を多く組めば論文試験直前期にレポートやテストが重なり、十分な勉強時間を確保できません。一方で、申請単位を減らして試験に集中した場合であっても、もし不合格となれば翌年に単位取得と受験勉強を同時にこなす必要が生じ、負担が大きくなります。私は大学よりも鑑定士試験合格を優先することにしたため、履修登録の段階から負担の少ない単位や、鑑定士試験と内容が重複する科目を中心に履修登録することで、試験に集中できる環境をつくりました。


効果的な学習方法

私が効果的だと感じた学習方法は、テキスト・過去問・答練を一体的に活用し、知識を一つの教材に集約することです。具体的には、基本テキストに講義で重要だと感じた内容や、答練で間違えた箇所・忘れそうな知識をすべて書き込みました。これにより、復習の際には基本テキストを開くだけで必要な情報がすべて確認でき、他の教材を探す無駄な時間を省くことができました。過去問に関しては、TACが推奨する基本的で重要性の高い問題を中心に取り組みました。特に教養科目は試験委員の変更により出題傾向が変わりやすいため、過去問に固執することはせず、答練を優先しました。答練では、最初は書けなくてもとにかく繰り返し取り組み、「全く書けない論点をなくす」ことを目標にしました。こうした答練の反復により、本試験で問われる可能性が高い論点に対する対応力が自然と養われ、最終的に安定した得点力につながったと感じています。

フォロー制度の活用方法と良かった点

私は教室講座を受講していたので、メモなどをしているうちに聞き逃した内容やもう一度聞いておきたい内容についてWebフォローを活用していました。また、自習室利用は他の資格・試験の勉強をしている幅広い年代の方々がいらっしゃるので私も頑張らねばとモチベーション維持にもつながったと思います。

TACを受講して良かった点①(講師について)

鑑定理論の高橋先生の講義が非常にわかりやすかったことが良かったです。論文試験600点中200点を占める鑑定理論(論文)を得意科目にするのであればTAC一択かと思います。不動産と全く関係のない学部の大学生であっても講義内容がスッと頭の中に入ってくるので「鑑定理論が理解できなくて辛い」などは約2年勉強していて一度も思いませんでした。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

各科目の基本テキストは合格に必要不可欠な基本論点がわかりやすくまとめられていました。特に教養科目の会計学については、近年の過去問の傾向を分析すると基本テキストさえ暗記・理解していれば合格ラインに乗るような内容が出題されていると感じました。一方、民法は基本テキストのみでは理解を完結することは難しいと思います。しかし、答練と基本テキストを照らし合わせて復習を続けていけば徐々に論述が書けるようになっていくと思います。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

上級本科生コースは初年度に学習した内容をアウトプットも含めながら復習していくため、大学生にとっては無理のないペースで勉強できるようにカリキュラムが組まれていたと思います。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

全国公開模試はTAC以外の予備校に通っている方なども受けるため、直前期での自分の立ち位置がどのくらいであるかを確認できることが良いと思います。私の場合、不合格だった年の全国公開模試のランキングと本試験でのランキングとの差が10位以内に収まっていました。また、Web講座などを受講されている方にとっては、本試験と同等の緊張感をもってできるので本試験の予行練習にもなるかと思います。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

「演習アクセスα」「鑑定理論 論文特効ゼミ」「鑑定理論 演習特効ゼミ」を受講しました。「演習アクセスα」は、初学者にとっては勉強の良いペースメーカーになるとともに、初学者でない人にとっては重要な論点の良い復習になるような講座であると思います。論文・演習特効ゼミはほぼ全ての基本論点が凝縮されており、非常に勉強効率の高い講義・教材でした。特効ゼミの教材が一通りできるようになれば論文試験の合格が見えてくるかと思います。

ご自身の基準暗記方法(書く・読むなど具体的に)

私は基準を読んで暗記していました。具体的には一度基準を見ながら二回ほど音読し、その後目をつむって又は天井を見ながら暗唱していました。通学中は小声でぶつぶつと基準を暗唱し、思い出せないときは基準を開いて確認していました。また、アルバイトで暇な時間帯は頭の中で基準を思い出し、思い出せなかったところを家に帰ったあとに確認していました。強い感情が動いているときには記憶力が向上するらしいです。そのため、思い出せない悔しさと早く確認したいもどかしさがある状態で基準を覚える方法はおすすめです。

直前期の過ごし方

直前期はインプット5割・アウトプット5割ほどで、全ての科目を満遍なく学習するようにしていました。応用期よりもアウトプットの割合を増やし、TACの答練を繰り返し回して全く書けない論点をつくらないようにしました。勉強時間は応用期よりも平均1時間ほど増やす程度にして、ストレスを溜めないように過ごしました。

本試験当日のエピソード

豪雨のなか、会場近くのホテルに前泊しに行ってずぶ濡れになりました。一日目の経済学で例年とは異なる解答用紙になっていたので自由記述欄を書くか、書かないかとても迷ったことが印象に残っています。また、三日目の朝に高橋先生と偶然出会って応援していただき、三日目も自分のベストを尽くせました。

これから目指す方への応援メッセージ

不動産鑑定士試験は難関資格といわれているため、自分なんかが本当に合格できるのだろうかとこれから何回も考えると思います。しかし、不動産鑑定士試験は頭の良さではなく、正しい方法で勉強を継続できれば必ず合格することができる試験だと私は考えています。人によって何が正しい方法かは異なると思いますが、模索しながら日々努力してください。

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