実務補習レポート02|佐々木 豊 さん

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中小企業診断士として登録するためには、第2次試験終了後に行われる実務補習を突破する必要があります。
このページでは、実際に実務補習を行った方の詳細なレポートを紹介します。

実務補習レポートを送っていただいた方

「知識を実践でアウトプットできる場として、非常に良い体験がでました」
 佐々木 豊 さん
(2021年4月取材)

実務補習のスケジュール、グループ構成

(1)実務補習のスケジュール

私は15日間コースを申し込みましたので、5日間×3回(2月5日~2月15日、2月19日~3月1日、3月5日~3月15日、の間で各平日2日間、休日3日間)の実務補習を行いました。
各回ともに、初日(平日)に実務補習先の企業様にヒアリングを行い、2日目~4日目(休日)にメンバーと議論し診断報告書を作成、最終日(平日)に実務補習先の企業様に報告を行うという形が基本的な流れでした。

(2)グループ構成

グループ構成は、全3回とも6名の同一メンバーで行いました。メンバーの年齢は20代~50代までと様々で、個々のスキルについても、企画に強い、ITに強い、財務に強いメンバー等、ある程度バランスがとれた形で集められているといった印象でした(たまたまかもしれませんが)。
 一方、担当講師は、3回とも違う講師に教えていただきました。

実務補修での取り組み

◆実務補習先

  • 1社目

    リネンサプライ業

  • 2社目

    農業関連小売業

  • 3社目

    管工業

◆開始前

担当講師の先生から事前に実務補習先の企業情報がメール等で送られてきます。それをもとに、各メンバーで対象企業の業界分析や経営分析、財務分析等を簡易的に行い、初日に実施する企業様へのヒアリング内容案を作成しておきました。

◆実務補習内容

1日目

担当講師、メンバーの顔合わせになります。簡単な自己紹介を行った後に、リーダー、会計係の決定と役割分担を行いました。役割は、ある程度企業様のニーズによってカスタムしましたが、経営戦略(リーダーが担当)、マーケティング、組織・人事、生産・技術、財務・会計、を基本として分担を行いました。(リーダーは3回とも変更しました。)

また、初回には担当講師及びメンバー間での情報交換の仕方についても決めておきました。私達の班は、SlackとGoogle Driveをベースにして情報交換をすることにしました。

 その後、午前中に各自が事前に考えてきた案をもとにヒアリング内容をすり合わせ、ある程度内容を精査し、午後には実務補習先の企業様のヒアリング会場へ移動し、3時間程度のヒアリングを実施しました。コロナ禍でのヒアリングでしたので、広めの会場で人と人との間隔を空けての実施や、ヒアリング担当者を2名ほどに絞って残りのメンバーはZOOMで参加する等、各企業様の感染対策のご要望に応えながらの実施となりました。

 ヒアリング終了後には、ヒアリングの反省会とヒアリング内容のまとめを行い、翌日以降のTODOを決めて解散となりました。

2日目~4日目まで

2日目からは最終日の企業様への報告と、協会への診断報告書提出に向けて、役割分担したパートごとに分析を進め、診断報告書の作成を進めていきます。

 私達は、まず全体のシナリオ作成のために、前日までの業界分析、財務分析、ヒアリング結果をもとにSWOT分析を行い、その結果をもとに、経営目標の設定、経営課題の抽出を行い、各パートへとブレイクダウンしていく手順をとりました。

 その後は、担当講師からのアドバイスや、メンバーとのコミュニケーションをとりながら、自パートの「現状」「課題」「対策」をまとめていきました。各回ともに、自分自身にあまり馴染みのない業界が対象でしたので、現状のファクト集めや、課題抽出、対象企業のニーズを加味した具体的な対策立案には、かなりの時間を要しました。非常に大変でしたが新鮮な発見もあり楽しくもありました。

 4日目には、各自の自パートの診断報告書を完成させ、それをマージしたものを担当講師に最終確認してもらい、OKがでたら翌日の企業様への報告用と協会への提出用を印刷して終了となりました。

最終日

診断士協会への診断報告書の資料提出は、担当講師の先生がおこなってくれます。その間に、企業様の報告会場や時間にあわせて、診断報告書の提出会場や報告会場に集まりプレゼンの練習を行いました。最終的には企業様へのプレゼンと質疑応答を行い、5日間の反省会を行って終了となりました。

5日目

最終日の早朝にリーダーが製本された診断報告書を受け取り、協会への提出してくれました。残るメンバーはカラオケにて報告会に向けたプレゼンの練習です。限られた時間の中で、社長に伝えたい事は何なのか、どうすればより伝わるのか、指導員の先生のアドバイスを受けながら時間ギリギリまで練習しました。

報告会では、社長は熱心に耳を傾け質問もしてくれました。街頭インタビューや従業員アンケートなど、理論ではない、メンバーの足を使った内容については、特に喜んで頂けたと記憶しています。

報告会終了後は打ち上げです。翌日は勤務先へ通常出勤でしたが、開放感からか、遅くまで楽しみました。

◆実習仲間・担当講師とのやり取り

短期間で実務補習に協力していただいた企業様に対し価値ある報告をするためには、担当講師、メンバー間でのコミュニケーションは非常に重要となります。従来ですと、食事や飲み会等を通じてコミュニケーションを深めたりもしていたそうですが、コロナ禍ということもあり、それが難しい環境でした。そのため、最初は各メンバー少しよそよそしかったですが、同じ課題に対して真剣に取り組むことで自然と仲間意識が醸成されていきました。(担当講師の先生も夜遅くまでつきあってくれたりもしました。)

また、時間外のコミュニケーションを、メールではなくチャットツール(Slack)を使い行ったため、些細な質問や、雑談ベースでのコミュニケーション等も素早く円滑にとることがきた点は良かったと感じています。

アドバイス・実務補修での収穫

アドバイス

実務補習は初めてのことばかりで、回を重ねるごとに大事なポイントがわかってきますので、アドバイスは沢山ありますが、特に大事だと思うことに絞って紹介させていただきます。

①ヒアリングについて

多くのケースでは、初日に企業様へのヒアリングを実施します。この時に定性的な質問ばかりに偏ってしまうと、その後の分析が難しくなり診断報告書の品質が低下してしまいます。質問は可能な限り定量的にはかれるものをメインにしておくとよいです。さらに、ヒアリングのタイミングで後日追加での質問をさせてもらう了承を企業様にとっておけるとベストです。

②コミュニケーションツールの選定

実務補習は2日目と3日目の間が、数日空きます。この間に方向性の議論や情報交換等、メンバー間のコミュニケーションが円滑にとれると診断報告書の質を向上することができます。また、メンバー間の仲間意識醸成にもつながりますので、参加メンバーでより使いやすいツールを選定するとよいと思います。

③スケジュール管理

中小企業診断士試験合格後は、実務補習に加えて、協会や研究会等の様々なイベントへの参加権利を得ることができます。どれも魅力的なので、様々なものに顔をだしたいのですが、やりすぎると実務補習だけでも大変なこの期間が超激務となる可能性が高いです。但し、ある程度は負荷をかけてでも色々なものに参加することは後々プラスになると思いますので、くれぐれも無理をしすぎないように、しっかりとスケジュール管理していくことをオススメします。

④診断報告書のまとめ

各自でパートごとに作成する診断報告書は、最終的にまとめることを考慮した統一フォーマットを使用しておかないと、まとめ作業に多大な時間がかかり、ミスが発生する可能性も高まります。必ず、各自が作成に入る前にメンバー間ですり合わせて統一したフォーマットとルールを決めておくことをオススメします。

⑤体調管理

なかなか慣れない業務を長時間行うので、体調管理がとても重要になります。中小企業診断士試験合格後は、様々な新しいことに挑戦していく時期となるため、睡眠時間が少なくなりがちです。当たり前のことですが、食事や睡眠時間はしっかり確保し、健康に留意しましょう。

実務補習での収穫

終了後の感想

診断士試験の中で学んできた知識を実践でアウトプットできる場として、非常に良い体験ができました。やはり、「わかる」と「できる」の間には、大きな隔たりがあるため、実践により「できる」経験を積めたことは、自分自身の成長に大きく寄与したと感じています。

また、独立診断士である担当講師の先生や、様々なバックグランウドを持つメンバーとのコミュニケーションは非常に刺激的で楽しく、得るものも大きかったです。

今後にどう活かしていきたいか

しばらくは企業内診断士として活動していく予定ですので、まずは現在の業務に活かしてしていきたいと思います。現在の仕事内容は企画やマーケティングがメインですので、実務補習を通じて学んだ知識や実践経験を活かすことで、より高い成果につなげていけると考えています。

 また、担当講師の先生やメンバーとの出会いはとても大きなものでした。コロナが収束したらさらに交流を深めていく約束をしておりますので、そこから新たな知識の吸収や、人脈形成にもつなげていければと考えております。

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