公務員の仕事にやりがいはある? 仕事内容や魅力から向いている人まで徹底解説

公務員は、高い安定性と福利厚生が充実した職業です。安定した労働環境で働けるため、公務員として働きたい方も少なくありません。
しかし、公務員の仕事にやりがいを感じられるのか不安になる人もいるはずです。そこで今回は、公務員のやりがいや魅力について解説します。
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公務員の仕事概要

公務員は、国や地方自治体で職員として働く職業です。公務員は国家公務員と地方公務員に分類されており、採用もそれぞれ別におこなわれています。ここでは国家公務員と地方公務員の仕事概要について解説します。
国家公務員
国家公務員は、国の機関で働く職員です。国家公務員の仕事内容や給与、労働時間を確認しましょう。
仕事内容
財務省や外務省などの省庁や裁判所、国家機関に所属して公式行事や国民全体に関わる仕事をおこなうのが、国家公務員の仕事です。国民のために国の予算を有効に活用し、暮らしやすい社会作りに貢献する使命があります。
海外で仕事をする機会も多いため、グローバルに活躍できるのも国家公務員の仕事の魅力です。
給与・労働時間
国家公務員(一般行政職)の平均年収は、およそ670万円程度です。月額に換算すると、基本給(俸給)に地域手当などの各種手当が加わり、月に支給される平均給与はおよそ40万5,000円になります。
近年、人事院勧告によって初任給や若手職員の月額給与の大幅な引き上げが実施されているほか、ボーナス(期末・勤勉手当)も年間4.65ヶ月分に引き上げられるなど、待遇改善が進められています。
労働時間は「1日7時間45分」が基本で、8時30分~17時15分などの勤務時間が一般的です。ただし、府省庁や配属された部署によっては残業時間が長くなることもあります。国家公務員のなかでもっとも残業時間が短いのは裁判所といわれています。
参考:人事院勧告(国家公務員給与の改定等)
地方公務員
地方公務員とは、都道府県や市町村など地方自治体で働く職員のことです。地方公務員の仕事内容や給与、労働時間を確認しましょう。
仕事内容
地方公務員といっても大きく、市町村、政令市、都道府県に分けることができます。
市町村の仕事は一番イメージしやすいと思いますが、戸籍、住民登録、ごみ処理、上下水道の管理、公園・緑地の整備、子育て支援、ケースワーカー等々、地域住民の生活に密接に関わる公務員です。
都道府県の仕事は道路や河川の管理、県全体にまたがる社会保険の基準の維持、教育委員会や警察などを管轄するといった仕事から、市町村の区域を超える事務まで行います。
政令指定都市は、市町村のような基礎的自治体と都道府県のような広域自治体両方の機能を併せ持つ自治体として、より幅広い仕事をすることができます。住民と直に接しつつ、都道府県なみの権限を与えられていることが特徴で、市町村と比べてよりダイナミックの政策を実行していくこいきます。
地方公務員は地域に根ざした公共性の高い仕事をしたい方に最適です。
給与・労働時間
地方公務員(一般行政職)の平均給与月額はおよそ40万円、平均年収に換算するとおよそ645万円です。ただし地方公務員の給与は、国家公務員のように一律ではなく各自治体によって変わります。労働時間は国家公務員と同じく、1日7時間45分(例:8時30分~17時15分など)が基本です。
残業の有無は自治体、配属された部署によって異なり、なかには長時間労働を求められる場合があります。なお、学校の教員は長時間労働が多い職業です。部活動などの顧問を担当する場合は、土日でも練習や遠征試合で休日出勤が必要なことがあります。
参考:地方公務員給与実態調査
公務員のやりがい・魅力は

安定した職業というイメージが強い公務員ですが、民間企業にはない仕事のやりがいが多く存在します。仕事のやりがいを見つけられれば、迷いなく公務員への就職を考えられるはずです。ここでは公務員のやりがいや魅力を確認しましょう。
公務員と民間企業では、仕事の目的や評価されるポイントが大きく異なります。それぞれの「やりがい」の違いを比較表にまとめました。
| 比較項目 | 公務員のやりがい | 民間企業のやりがい |
|---|---|---|
| 仕事の目的 | 公共の利益、社会全体の奉仕 | 企業の利益拡大、自社サービスの成長 |
| 対象となる人 | すべての国民・住民(平等性) | 特定の顧客やターゲット層 |
| 成果の感じ方 | 住民からの感謝、社会インフラの安定 | 売上達成、シェア拡大、給与への反映 |
| 仕事の規模感 | 法律に基づく国家規模・自治体規模 | プロジェクト規模(企業規模に依存) |
大規模な仕事に携われる
国家公務員の仕事は、国を動かす大きなプロジェクトに携われます。予算の規模も莫大であるため、大規模な仕事に携わりたい場合は国家公務員の仕事にやりがいを感じられるはずです。
また、国家公務員は国内にとどまらず海外で仕事をする機会もあります。優秀な人材であれば、若いうちから責任のある業務を任されることも多いです。その仕事がうまく進めば成功体験を得られるため、今後の仕事にも前向きに取り組めます。
人々の暮らしを支えられる
地域に根ざした公共性の高い地方公務員は、人々の暮らしを支えられる仕事ができます。公共の仕事を担う職員がいなければ、地域住民は安定・安心した生活を手に入れることはできません。
民間企業でも地域住民の支えになる仕事もありますが、基本的には営利を目的としています。また、すべての地域住民に対して平等なサービスを提供するのは難しいです。地方公務員になれば直接住民の声を聞けるため、あらゆる場面でサポートできます。
多くの仕事や人と関われる
地方公務員・国家公務員にかかわらず、多くの仕事や人と関われます。人と連携して仕事をしたい場合は、職場でやりがいを感じられはずです。仕事を通して多種多様な考え方や価値観と出会える良い機会になるため、人間としても成長できます。
特に地方公務員の場合は地域住民とコミュニケーションをとれるため、さまざまな声を拾い上げられます。直接お礼を言われることもあるため、仕事のやりがいを感じられるのも地方公務員の魅力です。
労働環境が安定している
民間企業の場合、どんな大企業の製品やサービスでもライバル企業があり、代わりがあります。これに対して公務員が提供する仕事については代わりがありません。
国家公務員の日本全体の社会づくりをしていく仕事や県庁や市役所、区役所のサービスは市民生活になくてはならないものですし、誰かが代わってできるものでもありません。公務員がやらなければいけない仕事なのです。そうした意味で、公務員という仕事は他に代えがきかない「人と社会のために働く、誇れる仕事」になります。
地方公務員に向いている人

安定性があるうえにやりがいを感じられる公務員ですが、自分に適しているか不安になる方もいます。ここでは公務員に向いている人の特徴をまとめました。それぞれの特徴を確認していきましょう。
社会貢献をしたい人
公務員の仕事は、社会貢献をしたい人に最適です。民間企業でも社会貢献できる仕事はありますが、利益を追求せず「公共の利益」を最優先に事業を行えるのは公務員ならではの特徴です。売上などのノルマにとらわれず、直接的に社会を支える仕事に専念したい方には公務員がおすすめです。
地方公務員と国家公務員では仕事内容が大きく異なります。しかし、地方公務員は地域住民の生活に密着した支援ができ、国家公務員は国全体を発展させる制度づくりに携われるなど、それぞれ異なる観点から社会への貢献が可能です。仕事を通してダイレクトにやりがいを感じられるため、社会貢献をしたい人は公務員に適しています。
使命感を持って仕事をしたい人
公務員は法律で身分が保証されているため、長期間にわたり目的を成し遂げられる環境があります。「何かを成し遂げたい」「特定の目的のために仕事をしたい」という人は、公務員に向いているでしょう。
また行政サービスの向上など、公務員の仕事は最終的な目的が明確に定められていることも少なくありません。明確な目的を持ちながら仕事に取り組めるため、目的を達成できたときには強いやりがいを感じられるはずです。使命感を持って仕事をしたい人にも、公務員は適しています。
コミュニケーションをとるのが上手な人
周囲とコミュニケーションをとりながら仕事ができる人は、公務員の仕事にも適しています。公務員はさまざまな職種がありますが、多くの人と関わりながら取り組む必要がある仕事も少なくありません。
特に地域住民とやり取りすることが多い地方公務員は、円滑なコミュニケーションが求められます。住民の方から苦情を伝えられることもありますが、持ち前のコミュニケーション能力で丁寧に対応しましょう。
公務員の仕事はやりがいが大きい

安定性が高いイメージのある公務員ですが、地域住民の暮らしを支えられたり仕事を通して多くの人と関われたりなど、やりがいも大きい職業です。ただし公務員には地方公務員と国家公務員があり、それぞれ仕事内容が大きく異なります。
給与や労働時間も異なるため、仕事の概要をきちんと理解することが大切です。就職してから後悔しないように自分に適した職業を選びましょう。
公務員のやりがいに関するよくある質問
「公務員の仕事はやりがいがない・つまらない」と聞くことがありますが、本当ですか?
ゆり
タクカル
決してそんなことはありません!公務員の仕事は、特定のお客様だけでなく「すべての住民」に公平なサービスを提供するため、ルールに基づいた着実な業務が求められます。そのため、次々と新しいビジネスを立ち上げるような派手さはないかもしれませんが、日々の業務が「人々の当たり前の暮らし」を直接支えています。数億円規模の街づくりから、市民の悩みに寄り添うサポートまで、社会全体の基盤を創り上げる非常にスケールの大きなやりがいがあります。
民間企業から公務員に転職して、やりがいは見つかりますか?
ゆり
タクカル
はい、もちろん見つかります!民間企業で培った「顧客目線」や「プロジェクトを推進する力」は、行政サービスをより良くしていく上で非常に重宝されます。実際に転職された方の多くは、売上や利益にとらわれず、「純粋に地域や住民の役に立つ仕事に全力を注げること」に、民間企業とは違った新たなやりがいと充実感を感じて活躍しています。






