令和8年度 司法書士本試験 分析データ集

姫野講師「記述式解答再現セミナー」「本試験分析セミナー」より

令和8年7月5日実施された司法書士試験本試験について、TAC司法書士講座・姫野講師が登壇した2つの無料セミナー(記述式解答再現セミナー/本試験分析セミナー)の内容を、データとしてまとめました。基準点の目安や、来年令和9年度試験にに向けた論点対策の参考にしてください。

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1. 基準点予想サマリー

区分 予想基準点 備考
午前択一 27問 27問前後を予想
午後択一 23問 昨年より解きづらく、全員正解のボーナス問題もないため減少予想
記述式 70点程度  

※こちらは姫野講師独自の分析に基づく予想です。各予備校の予想ボーダーと併せて、ひとつの目安としてご活用ください。

2. 「潜在的点数」チェック

今年の本試験で「過去問の知識だけで正解できた問題」は、午前25問・午後23問ありました。ご自身が正解した問題数に「過去問の知識で解けたはずなのに、本番で落としてしまった問題」の数を足してみてください。その問題数によってある程度の方針が見えてきます。

合計結果 分析結果と今後の課題
午前・午後とも30問以上になった 過去問演習の「精度」が低かった可能性があります。今後はより精度の高い過去問演習が求められます。
合計しても30問に届かない 過去問演習のやり過ぎで、テキストの読み込みが手薄になっている可能性があります。

※もし「自分が使用していた過去問集には今回の出題内容が載っていなかった」という場合は、お使いの過去問集の網羅性が低いサインかもしれません。法務省は「択一式はその性質上、過去問との重複が避けられない」と公文書で明言しています。

3. 科目別・過去問の知識で取れた問題数

▼午前の部

科目 過去問の知識で取れた問題数 出題数
憲法 1問 3問
民法 16問 20問
刑法 3問 3問
会社法・商法 2問 9問
午前計 25問 35問

▼午後の部

科目 過去問知識で取れた問題数 出題数
民事訴訟法 0問 5問
民事保全法 1問 1問
民事執行法 1問 1問
司法書士法 1問 1問
供託法 2問 3問
不動産登記法 14問 16問
商業登記法 4問 8問
午後計 23問 35問



4. 過去問「演習」で実践すべき5つのこと

過去問を解いたあと、「なぜその答えになるのか」という理由づけだけで終わらせて満足してはいけません。以下の5つのことを意識して取り組むことを推奨します。

段階 内容
①認識 見た覚えがあるか
②正誤 正確に○×を判断できるか
③理由 なぜそうなるのか、理由づけできるか
④キーワード抽出 初見の問題文でも「あの過去問だ」と気づけるようなキーワードを特定する
⑤関連事項の列挙 出題論点の周辺知識・対比論点をテキストで確認する

5. これからの学習アプローチ

学習対象 推奨アプローチ 避けるべきアプローチ
直後の過ごし方 完全に勉強から離れて、まずはしっかり休む 焦って「毎日少しでも」と過去問を解く
記述式のひな形 問題演習で書けなかったものを後から確認する 「まずは基礎から」とひな形集を眺める
択一式の過去問 テキストの知識がどう出題されるかを確認する「インプット」として使う 過去問集そのものを漫然と何周も回す
記述式の練習 登記原因抽出・税計算等の部分トレーニングを積み重ね、解法を自動化する 「1日1問」とフルサイズの問題を解き続ける
記述式の過去問(ラスボス) 択一の知識が固まる春(4月以降)から取り組む 年内のうちに消費してしまう

もっと詳しく知りたい方へ

実際のセミナーでは、令和9年度に狙われやすい要注意論点や、記述式の解き方(登記できない事項の見抜き方、時間短縮のテクニックなど)についても解説がありました。ただし、これらはテキストで断片的にお伝えするとかえって誤解を招きやすく、また経験者向けコースでお伝えしている内容とも重なるため、本資料では割愛しています。

詳細を知りたい方は、ぜひ以下のセミナーアーカイブ動画をご視聴ください!

本試験分析セミナー

記述式解答再現セミナー

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