実務家インタビュー 高度な知識と幅広い人脈とともに、
あらゆる業界で活躍できる自信が身につく!

河野 文化氏
Profile

河野 文化氏

SMBC日興証券株式会社
地域金融・法人ビジネス推進部
NBA推進課 課長代理
CFA®協会認定証券アナリスト
公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員

これまでのキャリアと、現在の仕事内容についてお聞かせください。

大学卒業後、中堅証券会社に就職、4年間リテール営業を経験しました。その後3年間ディーラーを務めた後、他の証券会社に転職をしました。そこで9年半ディーラーとして勤務しましたが、前職時代の上司から復帰しないかとの誘いがあり、再び転職して円債トレーダー業務を3年間経験、その後勤務先が当社と合併し、2018年1月に現在の部署に異動しました。当部署は法人投資家向けに金融商品の管理・運用・分析をサポートするNBA(Nikko Bond Analysis)というシステム・サービスを提供する部署で、地方銀行や信用金庫等のお客様を担当しています。具体的には各金融機関が保有する有価証券のポートフォリオに関する分析や運用の提案、収益管理、リスク管理などを行っています。このサービスは当社が何年も前から開発・提供していたサービスで、ほぼ全国の地方銀行・信用金庫等のお客様にご利用いただいており、私が他社に在籍していた頃からとてもプレゼンスの高いサービスとして注目していました。

CFA®資格を取得しようと思われた動機・経緯を教えてください。

CFA®取得を目指す方の多くは、金融業界でのキャリアアップのために取得しようとするはずですが、私の場合は少し違っていました。日本の証券アナリスト資格は取得していましたが、恥ずかしながらCFA®のことは知りませんでした。ある時、たまたまネットでCFA®という資格の存在を知り、どうせなら最高峰の資格にチャレンジしてみたいという気持ちになったのが最初のきっかけでした。その頃、私は30代後半でディーラー業務に携わっていたのですが、ディーラー業務は短時間集中型なので、時間的に余裕があったことも学習するのに好都合でした。

CFA®取得によるメリットや実際の業務に役立ったことがあればお聞かせください。

知識面でのメリットは予想以上にありました。私の業務は有価証券のポートフォリオ管理がメインですが、時価が表示されていない仕組債などについては「理論価格」を算出しなければなりません。また、投資信託のリスク測定なども高度なファイナンスの知識が要求されます。そういったケースではCFA®の学習で得た知識がとても役立っています。特に、金融機関のリスク管理担当者の方はとても詳しい方が多く、私たちはそれ以上の知識が求められるのです。
CFA®のもう1つのメリットは、学習の過程でできた人脈です。CFA®協会では、受験者についてはスタディグループを編成し、合格後もフォローアップ・セミナーやイヤー・エンド・パーティなどを開催しており、そこに参加することで多くの人たちと知り合うことができます。時にはビジネスに直接結びつくこともあります。この点は、日本の証券アナリスト資格にはないメリットだと思います。
合格したらウルトラマンみたいに何でもできるようになれるのかなと思い、6年間、憧れ続けた資格でした。実際にチャレンジしてみると、学習の過程で知識はどんどん増えましたが、同時に知らないことがこんなに多かったのかという思いが強くなりました。金融業界でそれなりのキャリアを積んでいたつもりですが、自分が関わっている世界に限定された知識しかなく、CFA®の幅広い知識に触れて、改めて金融業界の奥深さを実感しました。

金融機関において、チャーターホルダー(CFA®取得者)はどのような役割を担っているとお考えですか。

運用会社では社員のCFA®取得に力を入れているところが多く、社員数対比での取得率は高いようです。一方、証券会社における認知度はまだまだで、取得に際してサポートを受けられるケースも少ないですね。その状況を変えるためにも、私たちチャーターホルダーが業務において力を発揮し、社内でのCFA®の認知度アップに貢献することが必要だと考えています。アジア圏では中国や韓国、インドでチャーターホルダーが多く、志望者が合格を目指すモチベーションも非常に高いものがあります。それに比べて日本人のチャーターホルダーはまだ少ないのが現状で、このままで日本人が金融業界においてグローバルな活躍ができるのかという危機感を感じることがあります。日本国内では証券アナリスト資格が高く評価され、それで十分だと思われていますが、海外で仕事をする場合、CFA®を保有する以前と比較して面談相手の対応がガラッと変わったといったケースもあるようなので、若い人たちには、ぜひ、CFA®にチャレンジしてグローバルスタンダードな知識を身につけて欲しいですね。

今後、チャーターホルダーとしてどのように資格を活かしていきたいか教えてください。

今取り組んでいるNBAの仕事はCFA®の知識をフル活用できる現場です。私が担当する地方銀行・信用金庫等は低金利などの影響もあり、収益率が低くなっています。NBAのシステムとCFA®の知識を活用して、効率的な運用などをアドバイスし、収益率アップに貢献していきたいと考えています。また、チャーターホルダーとなったことに満足せず、CFA®協会のセミナーなどを積極的に利用して、常に知識をアップデートしていくことでCFA®の評判を落とさないようにしなければというプレッシャーもありますね。

これからCFA®を目指す方へメッセージをお願いいたします。

仕事をこなしながらあれだけの分量のテキストを読み、問題を解くことは大変ですし、競争相手が海外の優秀な人たちなので合格難易度は高いですが、それに打ち勝つことで得られる自信はとても大きいです。最低でも合格までに3年はかかりますから、個人的には、時間的余裕があるうちに取得されることをおすすめします。私の場合ですが、試験は6月に実施されるので、合格までの6年間、ゴールデンウィークは試験前の追い込みで休むことができず、家族には迷惑をかけていたように思います。そのかわり、合格したことで知識+人脈という大きなメリットと喜びを手に入れることができました。ぜひ、皆さんも頑張ってください!

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