宅地建物取引士試験 合格体験記｜木村　真紀さん

独学では自分自身に甘えや怠け心が生じて、勉強がスムーズに進まないと思ったので、受験指導塾を利用しようと始めから決めていました。塾ではこれまでの実績があり、その実績を生かした試験までのスケジュールが綿密に立てられていると期待したからです。

過去、TACさんで簿記やファイナンシャルプランナーの資格試験対策講座を受講をし、すべて１発合格した経緯があり、宅建を受験するにあたっても全幅の信頼を寄せていました。他塾を検討する余地はなかったです。

試験勉強は時間をきっちり決めて家で行っていました。我が家には小学校に通う子供が２人いるのですが、彼らが家にいると騒がしくて集中出来ないので、子供が学校に行ったり、塾に行っている時間帯に勉強しました。図書館やカフェなどの場所も利用してみたのですが、テキストや資料を広げられるスペースが限られるし、そこに行く時間や毎回資料を出したりしまったりする時間がとても無駄に思えたのでやめました。

【講師】
教室講座を申し込みましたが、オンラインで学習を進めたので、笠松先生の全講義を拝聴しました。感想を１言で述べると「素晴らしかった！」です。合格はしましたが、今年も受けたいと思えるほど。特に民法は、笠松先生が「民法」という硬い物質をぐっと柔らかく、こちらがかみ砕き易くしてくださるので、今でも苦手意識はまったくなく、寧ろ１番好きな科目になりました。答練や模試においては池袋校の教室を利用しました。都丸先生の答練後の解説はテキストの細かい部分までご指導してくださり、何度も「なるほど」と納得させられました。それによってぼんやりと大枠だけを捉えていた法令科目の知識が濃くなり、確固たるものとなって試験に臨めたのだと感じています。最後の教室での講義で、都丸先生が明るく試験会場に送り出してくれたこと、あれは心に沁みました。ありがとうございました！

【教材】
数ある宅建のテキストの中でTACのテキストに敵うものってあるのでしょうか？　そのくらい優秀なテキストだと思います。総てにおいて網羅しています。この知識はこのテキストには書いていないということはなかったです。あたりまえなことのように思えますが、そこが凄いと思いました。

【カリキュラム】
順序立てて受講していって、綿密に計画されて作られているカリキュラムだということが感じられました。一時、法令はなぜもっと早く開講しないのか…もっと時間があれば覚える時間ももっと確保できるのに…とイライラしたことがありましたが、本試験間際になるとあれくらいでちょうど良かったんだな、と腑に落ちました。最後のテスト三昧は胃にきましたが、あの三昧期間で試験というものに抵抗がなくなった気もします。

Webフォローは聞き放題なのでめちゃくちゃ重宝しました。民法は１講義につき、３回聞きました。録画内の笠松先生はとてもゆっくり喋ってくださっているので、１回目は１倍速で聞きましたが、２回目、３回目からは１．６倍速か２倍速で聞いていました。

公開模試で自分の立ち位置を知ることが出来たことはモチベーションにつながりました。また自分の弱い論点や抜けている論点が発見できたことで、本試験までにそれを修復することが出来たと思います。

宅建試験は勉強する論点は多いですが、勉強の計画を立てて、自分のスケジュールをうまくコントロールできれば、合格する試験だと思います。すべてをこなすのは時間ばかりがかかってしまうので、ポイントをうまく掴んで勉強してください。がんばってください。