合格者が残した『合格までの道のり』 社会人が目指す家裁対策スケジュール(前編)

はじめまして。 合格者スタッフのHです。
今回は、「社会人が目指す家裁対策スケジュール」というテーマで、コラムを書かせていただきました。
学生の受験者さんにも参考にしていただけるように頑張って書くので、読んでいただけたら嬉しいです!
【基礎能力】【専門記述】【面接対策】【政策論文】の4つに分けて、毎月「なにをどれくらい」やっていたのか書いていきます(【政策論文】は途中から)。
仕事があったので、平日は1時間、休日は5時間くらい勉強していました。「勉強したくない」とダラダラしている時間が長かったので、思い切ってリフレッシュする時間を作るべきだったと反省しています。
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プロフィール・受験のきっかけ

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プロフィール
社会人2年目の10月にTACに入学し、翌年に受験。
7月頃から数的処理などを独学で勉強しましたが、専門記述試験・面接試験を独学で受けるのは厳しいと考えてTACに入りました。
大学時代は心理学専攻・学部卒。
現職の内容は、家裁調査官の職務内容とあまり関係ありません。 -
受験先
家庭裁判所調査官(大卒程度)
国家総合職(人間科学区分・大卒程度) -
最終合格先
全て合格
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受験のきっかけ
いつか、児童福祉に関わる仕事をしたいと思っていました。
そこで、ほかの児童福祉に関する仕事と比較して、職務内容・条件面ともに惹かれて、家裁調査官を志望しました。国家総合職は、家裁の練習で受験しました。
独学検討期(7~9月)
7~9月
TACのYoutube動画視聴、受講相談
【基礎能力】過去問の確認→数的処理、文章理解
【専門記述】過去問の確認
【面接対策】志望動機を考える
手始めに、TACのYoutubeで過去問の解説動画を観ました。ここにかなり時間を使ったと思います。この時点では、まだ独学での受験を検討しており、「試験の情報をできるだけ集める」「独学でどこまで対策できるかを確かめる」ことを意識していました。
動画を観たあとは、過去問を一度見て、【基礎能力】の具体的な対策に移りました。使った参考書は『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ7 数的推理 』『〃 判断推理 』『〃 文章理解・資料解釈 』(実務教育出版)の3冊です。個人的には、家裁の試験と同じくらいのレベルの参考書だと思います。7~9月の3カ月で、数的処理・判断推理・資料解釈は「頻出問題」的な問題を一周しました。新卒の際にSPIなどの試験を勉強していたので、正直そこまで抵抗はなかったです。
【専門記述】は、過去問を見てかなりショックを受けました。大学受験のように、出題範囲が決まっていないにも関わらず、試験は大問を2題選んで回答するため、「一発勝負過ぎる…」と感じたからです。なんとか出題範囲を網羅しているテキストを探して、友人に勧められた『特訓式 試験にでる心理学』(北大路書房)のシリーズを5冊すべて買いました。過去問と参照しても、まあまあ網羅していたのではないかと思います(それでも、特に社会心理学などは載っていない単語が過去問でバンバン出ています)。「これだけ勉強したのに、本番で初見の単語が出たらどうしよう…」というストレスは最後まで消えませんでした。
ちなみに、ほかの受験者と話した際に、心理学と福祉学など、分野を勉強している人がいたので、そうするのがベター(というか王道?)かもしれません。
【面接対策】としては、まず志望動機を考えていました。自己分析の第一歩くらいです。
TACでの学習スタート(10月)
10月
TACに入学
【基礎能力】数的処理
【専門記述】テキストの暗記
【面接対策】ワークショップに参加
【基礎能力】は、数的処理をとにかく進めました。1周目で間違えた問題を中心に解きました。TACから送られてきた教材の中に、分野別の頻出問題表が載っていたので、それも参考にしていました。
【専門記述】は、上述のテキストの暗記に取り掛かりました。はじめは、ざっと全体を読み、大学時代の知識を掘り起こすことから始めました。
【面接対策】は、引き続き志望動機を考えつつ、名古屋家裁・沖縄家裁のワークショップにオンラインで参加しました。家裁は全国各所がワークショップを開催していて、特にその地域に縁がなくても参加してOKでした。
基礎固め(11月・12月)
11月
【基礎能力】数的処理
【専門記述】テキストの暗記
【面接対策】家裁調査官の本を読む
【基礎能力】は、引き続き数的処理を進めました。このあたりで、自分で買った参考書をあらかたやってしまいましたが、まだ過去問に挑戦するには時期が早く、実力も不安だったので、TACからもらった同じような参考書を新しく進めていました。
【専門記述】も、引き続きテキストの暗記です。参考書をルーズリーフにまとめ直していく作業を始めました。この作業は年末までに終わらせるつもりでしたが、ずれ込んで3月ごろまでやる羽目になりました。
【面接対策】では、『家裁調査官、こころの森を歩く』(日本評論社)という本を読みました。わかりやすく、比較的新しい話(共同親権やWebの利用など)も載っているので、面接で職務内容について聞かれる際の参考書としておすすめです。
12月
【基礎能力】数的処理
【専門記述】テキストの暗記
【基礎能力】は、引き続き数的処理を進めました。それまでよりはペースを落とし、遅れ気味の専門記述に時間を充てていました。
【専門記述】も、引き続きテキストの暗記です。年末年始は仕事が休みだったので、ここでまとめて作業を進めました。
担任カウンセリング・政策論文対策スタート(1月)

1月
担任カウンセリング
【基礎能力】数的処理
【専門記述】テキストの暗記
【面接対策】講義動画視聴、担任カウンセリング
【政策論文】講義動画視聴
担任カウンセリングで、これまでの進捗と今後の進め方について話しました。
【基礎能力】は、引き続き数的処理を進めました。2月から模試をやっていくつもりだったので、演習よりも、間違えやすい部分や暗記モノの整理を進めました。
【専門記述】も、引き続きテキストの暗記です。この辺で焦りだします。
【面接対策】では、講義動画を視聴したあと、実際に担任カウンセリングの枠で面接練習をしました。最初はまったく話せなかったので、それ以降は有給を半日ずつ使いながら、できるだけ面接練習を予約しました。
【政策論文】ですが、ここで初めて対策を始めました。2月以降の、専門記述練習のガイドにもなったので、タイミングとしてよかったと思います。
模試・面接練習をスタート(2月)
2月
【基礎能力】数的処理、模試
【専門記述】テキストの暗記、過去問練習
【面接対策】面接練習
【政策論文】講義動画まとめ、過去問練習
【基礎能力】は、TACから送られてきた模試のうち、家裁調査官にレベルが近いものをやりました。このタイミングで合格者平均くらいは取れたため、模試の後はまたペースを落としました。
【専門記述】は、テキストの暗記を進めつつ、暗記がある程度終わった分野については過去問を解いてみました。最初は、自分でまとめたルーズリーフを見ながら、本番の時間同様に解きました。添削してもらったところ、知識を覚えていても、その中から何を書くかという取捨選択が重要だとわかり、その後の暗記は「本番で書く順番でまとめる」というように意識しました。
【面接対策】は、面接練習を2回ほどやりました。これ以降、前回の反省点を踏まえて修正する、というサイクルを本番まで繰り返していきます。
【政策論文】は、講義動画のポイントを自分なりにまとめたうえで、一度過去問に挑戦しました。ただ、最初は書けなさ過ぎて途中で断念してしまい、そこからしばらく怖くて手を付けていませんでした。
ここまで私の行った対策スケジュール(前編)をお話しさせていただきました。
あくまで一例ですので、参考になれば何よりです。
後編では、国家総合職受験から家裁調査官合格までのスケジュールについてお話します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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