国家総合職 合格体験記
常に平常心で臨めるだけの努力を

杉山 萌乃さん
プロフィール
| 内定省庁 | 防衛省 |
|---|---|
| 出身校 | University College London, History Politics and Economics |
| コース | 1.5年政治・国際・人文本科生 |
| 受験区分 | 大卒程度 政治・国際・人文区分 |
- 国家総合職を目指した理由・きっかけ
- 日本の安全保障に人生を通して貢献したいと考え、国家総合職を志望しました。大学でロシアによる侵攻に苦しむウクライナに物資を送るボランティアに参加した際に、ウクライナ人参加者の悲痛な表情を目の当たりにしたことで、当たり前の日常が突然奪われる恐怖を身をもって知りました。また、沈痛な面持ちのロシア人参加者の姿から、国家が武力の行使を誤れば国際的脅威となり、他国民のみならず自国民の尊厳や命すら蹂躙することを痛感しました。防衛省の事務官ならば、平時有事を問わず日本の平和と独立を後世に亘って守り抜き、責任ある力の使い方に向き合い続けることができると考え、国家総合職の中でも特に防衛省を志望するに至りました。
- TACを選んだ理由・良かったところ
-
政治・国際区分のノウハウが非常に豊富であったためTACを選びました。実際に入学してみると数多くのメリットがあったことを実感しました。
一点目は、充実した講義・テキストの内容です。講義の内容やテキストに書かれていることは過去問やその他必要な知識を網羅していたため、他の論文や本などに全く頼ることなく効率的に勉強することができました。
二点目は官庁訪問に向けた自主ゼミの開講です。私は海外大学出身のため、全く大学のキャリアセンターや周りの学友に頼ることができず、試験勉強中や官庁訪問準備中は心細い思いをしました。しかし、自主ゼミのおかげで他の志望者の方たちとともに切磋琢磨することができ、非常に助かりました。
- 所属校舎・講師のおすすめポイント
- 私はWeb通信講座を受講していましたが、充実したサポートを受けることができました。特に、山口講師との定期的な担任カウンセリングに感謝しております。周りに全く国家総合職志望者がおらず、幾度となく不安な思いをしましたが、担任カウンセリングを通じて自分の進捗具合を客観的に把握したり、勉強の計画を立てたりすることでかなり不安が軽減されました。また、質問メールにも迅速かつ丁寧に返答してくださり、官庁訪問直前期は特に助かりました。
- 基礎能力試験対策
- 【数的処理】
私は数的処理が大の苦手であったため、早めに対策をしました。また、苦手な空間把握にはあまり勉強時間を割かず、比較的安定して得点を取れる判断推理、数的推理と資料解釈を徹底して勉強するようにしました。解法や時間に慣れるために、1問を5-6分以内で解くという目標を設定し、必ず毎日最低10問は解くようにしていました。
【文章理解】
比較的得意であったため、本腰を入れて勉強したのは年明け以降でした。安定した得点源とするため、毎日和文と英文を交互に1問か2問程度解いていました。数的処理に時間をできるだけ割きたかったため、1問2-3分で解くように心がけていました。
【時事問題】
教養区分の過去問にざっと目を通した程度でこれといった対策をしないまま臨みました。試験会場に向かう電車の中や待ち時間で前年度と今年度前半の時事がまとめられたWebサイトを見たのが役に立ったと記憶しています。私のように直前で焦らないためにも日頃からニュースをチェックしておくことが重要だと思います。
- 専門試験対策
- 【政治学・国際関係学】
大学で政治学・国際関係学を履修していたので勉強し始める前は大丈夫だろうと思っていましたが、まず日本語の専門用語が分からない、範囲が広い、知識が細かいことで辟易しました。この分野で専門記述をしようと考えていらっしゃる受験生の方は、択一で満足するのではなく、解説を参考にしながら派生した知識まで細かく勉強しておくことを強くお勧めします。
【憲法】
全くの初学だったので当初は辟易しました。しかし、講義がかなり面白かったため暗記もしやすかったです。初学者の方はとにかく早めに勉強することをお勧めします。
【行政学・国際法】
政治学と国際関係学と類似点が多い科目なので、先にその2科目の足固めをしてから勉強するとすんなり勉強できると思います。
【国際事情・財政学】
本試験の前に詰め込みました。
- 面接・官庁訪問対策
- 人事院面接対策や自主ゼミを活用しました。自分の考えや経験を深く掘り下げて言語化し、それを相手にわかりやすく伝えられるようになるまでを一つの練習の流れとして取り組みました。自分のパフォーマンスに磨きをかけるため、講師の方や自主ゼミの仲間からもらったフィードバックを常に柔軟に取り入れるようにしていました。
また、ESに書いたこと全てに対して責任を持つ意識を忘れず、一つ一つの言葉の意味や定義について自分なりに深く考えるようにしていました。
- これから受験する方へ
- 国家総合職は試験に合格するのみならず、官庁訪問という厳しい選考プロセスを通過しなければならないため、苦しく緊張する局面が多々あると思います。なかなかストレスがかかる道のりですが、どの場面においても一番重要なのはリラックスして等身大の自分で良いパフォーマンスを出し続けることだと思います。悔いを残さないためにも、常に平常心で臨めるように日頃から地道な努力を積み重ねていってください。その積み重ねがいつの日か揺らがない自信となると思います。どうかご自身が満足のいく進路選択をできますよう、心より応援しております。
公務員試験 国家総合職 デジタルパンフレットを閲覧する







