外交官(外務省専門職)合格体験記

複雑な国際社会で、自分にできること

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M・Bさん

Profile

研修語 フィンランド語
出身校 大阪大学 外国語学部(在学中合格)
合格年度 2025年度
選択科目 憲法
外務省専門職の志望理由:600人の外国人に話しかけて・・・

高校時代、英語力を高めたいという思いから、外国人が少ない地域ではありましたが、登下校中に自ら積極的に外国人に声をかけていました。結果として50か国以上・600人超の方と交流し、こうした草の根交流が国家間の信頼構築につながると実感しました。そして自分自身が相手にとって日本を知る入口になっているということに責任とやりがいを感じ、将来は国を代表して国家間関係構築に貢献したいと思うようになりました。最終的には、大学1年生の時にTACの説明を聞き、受験を決意しました。

TACのおすすめポイント:かけがえのない戦友ができる

外務省専門職試験は長く厳しい受験生活が続きますが、同じ志を持つ仲間の存在が何よりの支えとなりました。不安やつらさを感じたときも、「自分だけじゃない」と思える仲間がいることで、最後までモチベーションを保ち続けることができました。特にTACでは、ほとんどの合格者が在籍しているため、同じ目標を持つ人と自然に出会える環境があります。

私自身、ここで出会った仲間がいたからこそ、乗り越えられた瞬間が数えきれません。もしTACに入会していなければ、このような仲間に出会うことは難しかったと思います。 試験勉強だけでなく、かけがえのない戦友と共に高め合える環境こそ、TAC最大の魅力だと感じています。

学習方法:ゼロからの挑戦で得た自信

私はこれまで法律を学んだことがなく、国際法を初めて学習したときは、不安でしかありませんでした。しかも、試験は論文形式。最初は専門用語がまるで外国語のようにしか聞こえず、「本当に理解できる日が来るのだろうか」と途方に暮れたことを覚えています。

しかし、TACのカリキュラムを信じて一歩ずつ進め、毎日何時間も国際法に向き合いました。最初は苦しい日々でしたが、学びが深まるにつれて、ニュースの見方が少しずつ変わっていくのを実感しました。

たとえば、アメリカと欧州が反トラスト法をめぐって対立しているニュースを見たとき、「あ、これは論文マスターの○ページで学んだあの事例だ!」と、実際の出来事と知識がつながる瞬間が増えていきました。本番の試験では、最初は一番不安だった国際法が、結果的に全科目の中で最も高得点を取ることができました。

ゼロからでも、正しい学習法と日々の積み重ねがあれば、国際法を得点源にすることができると実感しました。

併願先について

私は併願として、国家総合職試験と防衛省専門職試験も受験しました。国家総合職試験では、官庁訪問が非常に長期戦で、大変かつ緊張の連続でした。しかし、他省庁の方々と一対一で話す貴重な機会を通して、改めて自分は専門職員として外務省に入省したいという思いが強くなりました。また、官庁訪問を通して面接経験を積むことができ、経験値を大きく伸ばせた点も大きな収穫です。まさに、またとない良い機会であり、受けて本当に良かったと感じています。官庁訪問のおかげで、外務省専門職試験の面接の際は、さほど緊張せずありのままの自分を表現することができたと思っています。


防衛省専門職試験も魅力的で、外務省専門職試験と類似した試験内容であることから、併願先として非常におすすめです。複数の試験に挑戦することで、自分の志望や適性を客観的に確認できる点も大きなメリットだと感じました。


民間企業も何社か面接しましたが、正直言うと、受けなくてもよかったと感じています。 当時は「もし落ちたらどうしよう」という不安から受けましたが、心の底から「本当にこの会社で働くことになっても後悔しない」と思えるわけではありませんでした。ただ、面接練習や場慣れという点では、一定の意味があったと思います。

最後に:こんな外交官になりたい

不透明さが増す今日の国際社会。批判することは簡単ですが、それだけでは何も変わりません。

私は高校時代から、世界情勢の不安定さを肌で感じてきました。戦後80年、90年、100年と、平和が続く日々がこれからも当たり前に訪れるように、その一助を担える外交官になりたいと強く思っています。そのためには、自分の得意分野や関心を活かすことが大切だと考えています。私はフィンランドを第一希望にしました。

フィンランドは近年NATOに加盟し、ウクライナ問題をはじめ、今後ますます日本外交にとって重要な国となっていくと感じています。

フィンランド語はこれまで一度も学んだことがありませんが、挑戦を恐れず、現地のエキスパートとして成長していきたいと思います。そして、フィンランドという一国を深く理解するだけでなく、世界を広く深く見渡せる視点を持ち、日本の平和と安全に貢献できる外交官を目指していきます。

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