外交官(外務省専門職)合格体験記

地域の専門家として外交の最前線へ

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近藤 希帆さん

Profile

研修語 スペイン語
出身校 東京大学 法学部(在学中合格)
合格年度 2025年度
選択科目 憲法
志望理由:現場で専門性を磨きながら、外交の最前線で政策に貢献したい

元々具体的なエピソードがあったわけではありませんが、幼い頃から周囲に外交官の方々が身近におられたことや、大学で国際政治を専攻していることから、自然と国際関係の現場に目を向けるようになりました。

私にとって外交の最大の魅力は国際社会の現場での活動と具体的な政策や意思決定の両方に携われる点にあると思います。国際機関など他にも国際関係に関わる道はありますが、それは各国のルールや政策の上に成り立つものであり、その最先端に立つのは外交であると考えています。 そして、外務省専門職の魅力はある特定の分野や地域の「専門家」としての立場を確立できることです。そのうえで、現地での情報収集や交渉を集中的に担い、本省での政策立案や意思決定に必要な材料や現場の知見を提供して、間接的に関わることができると自分なりに考えました。私は特に中南米地域に関心があり、この分野で自信を持って専門性を磨きたいため、外務省専門職の方を志望しました。

TACの講師の方々のサポート

国際法については、早稲田校の雨野講師の講義を受講していました。どんなに難しい内容でも、細かく噛み砕いて説明してくださいました。教科書を読むだけでは掴めない全体図や教科書の他の分野とのつながりを理解することができます。また、講師が作ってくださる教材のおかげで救われたことがありました。例えば、国際法の試験第1問では、論文マスターの1-4「強行規範」の範囲を覚えていればある程度書ける内容でした。しかし私は前日まで完璧に覚えていたこの内容を当日ド忘れしてしまいました。しかし、雨野講師が作ってくださった教材の内容を思い出し、それと自分で元々調べて集めていた知識を組み合わせて完全にオリジナルの答案を書きました。 また、雨野講師の講義で言葉の定義を大切にする習慣が身についたことも大きかったです。当日の国際法の問題文は短いです。そのため、問題文を読んだ途端に論文マスターの範囲を思い出して「わかった気」にならないことが大事だと思います。冷静になって具体的にその問題の意図を考え、問題の作成者は私たちに何を求めているのかをじっくり考える。そのためには、一文字一文字の定義を押さえておくことが役立ちました。

憲法の水谷講師は、一つひとつの説明が非常に丁寧で、毎回ご用意くださる教材も大変わかりやすいです。事前に知識がなくても理解しやすいと思います。復習の際には教科書とその他教材を照らし合わせながらコツコツ取り組めば、当日の問題にも十分対応できます。私は直前期にはほぼ講師の教材を読むことと、自分で練習問題を解くことだけをしていました。また、論文マスター講義では答案の書き方を丁寧に解説してくださるため、練習を重ねれば自然と身につきます。暗記量も国際法に比べると圧倒的に少なく、憲法はパターン処理型の問題であるため、慣れれば一気に自信が持てるようになります。さらに、憲法では論文答練のフィードバックのコメントが本当に的確で、それを読むだけで勝手に頭が良くなった気になっていました。(完全に妄想ですね。しかし直前期は論文答練のコメントを読み直しました。)

他者と差異化するにはー自分なりの価値を見出す!

私は二次試験はある程度自信がありました。一次試験が終わってからは、徹底的に自己分析を行いました。特に、次の二つの側面から深掘りしました。

1. なぜ自分は外務省に行きたいのか。ほかの機関や企業ではなく、外務省でしか得られないものは何か。

2. 外務省はなぜ私を採用すべきなのか。私はどういう人間で、外務省にとって私はどんな価値があるのか?

この二つを軸にマインドマップをつくり、これ以上掘り下げられないと思えるほどまで分析しました。

一次試験直後は自主ゼミでグループ討議や個別面接の練習をしていましたが、面接直前期には参加を控え、志望理由や外務省での目標、自分の性格などを一人でじっくり整理する時間を増やしました。

また、この時期は大学の友人や教授と飲みに行く機会も多く、その際に「自分をどう見ているか」を尋ねました。それを通じて他者の目を通した自分も理解し、自己分析の材料にもしました。 面接では、ひねりのある質問や難しい質問もありましたが、事前に自己分析の中で答えを固めていた内容が多かったため、落ち着いて対応できました。

また、自分の志望分野についても深掘りすることで自分がやりたいことを具体的にアピールでき、面接官にも伝わりやすいと感じます。その結果、第1志望の研修言語にも採用されやすくなると思います。

最も重要なこと=「根拠なき自信を持つこと」

私は論文マスター演習、論文答練、総合模試のいずれも良い点数は取れませんでしたが、それでも「根拠なき自信」だけはありました(笑)。自信があれば、それに見合うための努力は自然とついてくると思います。また、自分のペースを大切にすることにもつながります。実際、私は周りが本格的に頑張っていた8月から1月まで、留学生活をとにかく満喫していました。その代わり遅れを自覚した分、3月から5月の間は限られた時間で誰よりも集中して取り組むことができたと感じます。 他人の学習時間や方法に縛られず、自分のペースで頑張ってください!ちなみに私は直前期でも朝早起きはできず、勉強を始めるのは昼頃、寝るのも早めでした。(おすすめはしません。しかし何事もメリハリをつけるべきだと思います。)

自分のあらゆることに自信を持つことが合格への1番の近道だと感じます。

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