外交官(外務省専門職)合格体験記
すぐに夜明けが来る

大西 宏弥さん
Profile
| 研修語 | フランス語 |
|---|---|
| 出身校 | 九州大学 文学部(在学中合格) |
| 合格年度 | 2025年度 |
| 選択科目 | 憲法 |
- 外務省専門職の志望理由:日本の信頼を高めたい
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日々目まぐるしく変化する国際情勢のなかで、我が国が推進する法の支配や民主主義、人権といった価値観の訴求力を高めるためには、より多くの国に対してアプローチし、信頼関係を構築する必要があります。とはいえ、他の国も影響を拡大しているなかにあっては、長い時間を要することとなります。そこで、私の持ち味である持久力と語学力を活かし、地道かつ着実に実を結んでいる我が国の外交に携わることで、国際社会における信頼をよりいっそう高める役割を担いたいと考え、外務省専門職を志望しました。
- TACを選んだ理由:圧倒的な情報量
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毎年、大多数の合格者がTAC出身ですので、圧倒的な情報量があります。外務省専門職試験は他の試験種とは課される科目や内容が大きく異なりますから、対策方法や過年度受験生の経験談を入手することはそう簡単ではありません。TACにはそれらが揃っています。具体的には、担任講師の指導経験の豊富さはもちろんのこと、過年度受験生の経験談を知ることができたり、同じ志を持つ受験生と情報共有ができたりします。
- 受験学習総論:使えるものは使い倒そう
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目標達成のために、自分1人でやり抜こうとする必要はありません。最終的に学習しなければいけないのはご自身ですが、その手助けとなるあらゆるものを利用しないともったいないです。TACのサポートは、担任カウンセリング、「憲法」・「経済学」質問コーナー、質問メールが挙げられます。また、留学中は外国語の話し相手は探しやすいでしょう。外務省主催のオンライン説明会に参加することで、その仕事内容を掴むことができます。お伝えしたいことは、目標達成にはやる気だけでなく戦略や効率も必要で、利活用すべきサポートや情報があるということです。上記に挙げたものに限らず、ご自身に必要な情報は何かを把握し、入手することに重きを置いていただきたいと思います。
- 1次試験総論:対策は戦略的に
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1次試験は、1日目に「国際法」、「憲法」あるいは「経済学」、「時事論文」の3科目、2日目に「基礎能力」、「外国語」の2科目、100点満点×5科目で500点満点の試験となります。均等に配点されていますから、バランス良く対策を行うことが求められます。一方で、試験本番を想定したとき、やはり「入り」が肝要です。試験の始めに行われる「国際法」や「憲法」といった専門科目の土台が築けていないまま試験に臨み、その後2日目の「基礎能力」や「外国語」でいいパフォーマンスができるでしょうか。5科目すべてで完璧なパフォーマンスができる必要はありません。しかし、1日目の専門科目で失敗してしまえば、2日目は後がありません。さらに、2日目に行われる「基礎能力」は選択式ですし、「外国語」は高校時代から培ったものがあるでしょう。偏差値が持ち点となる外務省専門職試験の特徴を踏まえれば、それらに対して、初学の受験生が大半である1日目の専門科目で大きく他の受験生を圧倒することの重要性がご理解いただけるかと思います。
- 外務省専門職試験と留学の両立:両立することで強みに変わる
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留学経験は未来の自分への大きな糧となりますので、ぜひ留学を志していただきたいと思います。もっとも、外務省専門職試験の対策と留学のバランスをうまく図ることが求められます。留学中は時間との戦いとなりますが、使える時間が限られているからこそ、現地の友人との交流も、外務省専門職試験の対策も、濃密なものにしていこうという意識が持てるはずです。とはいえ、日本にいるときよりも精神的に苦しいこともあるでしょう。その際は、留学先で精神の落ち着きを得られる場所を確保しておくのも手です。私は、パリの美術館に足しげく通いました。
- 地方在住受験生へアドバイス:地方在住の強みを活かそう
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地方在住だからといって、心配することはありません。1次試験の対策では、Web受講を存分に活用し、効率的に学習を進めることができます。実際、留学中はフランスから、帰国後は福岡から、Web受講を進めていました。もっとも、自分のペースで進められる分、ペースの遅れには注意が必要です。月に1回の担任カウンセリングを利用し、軌道修正を図っていきましょう。2次試験の対策では、同じ地方在住の受験生と自主ゼミをオンラインで結成することとなります。オンラインであれば、場所も時間も心配なく、自分たちのペースで人物試験対策を行えばよいのです。2次試験の対策中は、幾度も受験生と面接対策を行うことで、自分のスタイルを確立することができました。
- 最後に:いい暗示をかけて、ポジティブに
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何かと孤独な外務省専門職試験…。ときに自分にいい暗示をかけることでポジティブ思考に変わります。実際、「負けると思えば負ける、勝つと思えば勝つ。」(豊臣秀吉)という言葉があります。例えば、合格したときの自分の感情を想像したり、合格後にやりたいことをメモしたりしていました。また、競馬や駅伝で1位に輝く馬やランナーの映像を見てイメージトレーニングをしたり、「予祝」といってともに闘う受験生同士で予め合格を祝い合ったりするのも効果がありました。2次試験後の8月・午前中には自宅にゴキブリが現れましたが、それは幸せを運ぶゴキブリであり、合格の伏線であると捉えていると、なんとその数時間後に合格のお電話をいただきました。外務省専門職試験という高みを目指される皆さまには、逆境のときこそポジティブに、小さな幸せを見つけていただければと願っています。
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