合格者が語る!DX経営アドバイザーの魅力
谷口 俊一 さん
★資格取得者★

谷口 俊一 さん
コンサルタント業
DX経営アドバイザー
Web通信講座|一般コース受講
2024年検定試験合格
得た学びをIT導入やデジタル化支援の現場で活かしていきたい!
DX経営アドバイザーを受講された理由は?
DX経営アドバイザー対策講座の案内がTACから届いたことがきっかけです。私は現在、地域の中小企業・小規模事業者のIT導入やデジタル化支援に携わっています。
新しい資格であるDX経営アドバイザーなら、小規模事業者におけるAIやローコード/ノーコードツールの導入支援も学べるのではないかと期待しました。加えて、支援の現場で活用できる具体的で実践的なポイントや手法を学べると考え、受験を決めました。
選択したコースと、受講した感想をお聞かせください。
Web通信講座の一般コースを受講しました。知識編では、講師は、親しみやすい語り口で、専門知識が乏しい受講者でも理解しやすい説明でした。テキスト解説は重要ポイントに絞られており、要点をつかみやすかったです。テキストに掲載しにくい具体的なITツールの例にも触れていただき、イメージが非常に湧きやすい講義でした。 内容はITの技術面にとどまらず、デジタルマーケティング、セキュリティ、知財、労務と幅広く紙幅が割かれており、押さえるべき事項は網羅的に整理されています。
一方で、より詳細な知識については、引き続き自分でも学習を深めていく必要があると感じました。 基礎知識ということもあり、既に知っていることもあるのですが、知らなかったこと、忘れていたこと、苦手分野については、私自身は6回の講義だけでは消化不良気味で、もう少し回数があっても多いとは感じなかったと思います。講師の方がテキストのすべてではなく、要点を指摘して解説いただいた点は、効率よく学べてありがたかったです。
実践編では、実務経験に基づいた具体的な事例紹介などが分かりやすく、企業がDXを進める際の道筋を丁寧に説明いただきました。アドバイザーとなり支援の現場に立つことになった際、相手の知識や立場の違いに応じて、どこまで積極的に関与すべきかといった実務上の悩みへ助言や、中小企業が取り組みやすいステップなど、業務に直結する実践的な学びが得られました。
課題解決に向けた内容が網羅されており、知識編でも言及はありますが、経営デザインシートやローカルベンチマークの解説もあり、国が推進する施策とも軌を一にしているところも良いと思いました。導入前支援概論の課題解決のためのITツールの解説が、業務共通プロセスと業種固有プロセスなどに分けて幅広く解説されているところが非常に使い勝手が良い資料になっていると感じました。 6回の講義は、いずれも課題解決に向けた充実した内容だと思います。
私としては「事例で見るDX支援の全体像」で複数事例があることが非常に有意義だと思いました。より多くの事例を知りたいと思いましたし、さらに多くの事例やより深い解説をじっくり聴いてみたいとも感じました。
支援の現場では、As-Is/To-Beモデルで取り組むことや、スモールスタート・クイックウィン、部分最適でなく全体最適といったことが重要といった考え方が、私も念頭にあるのですが、うまくいかないこともあり、今回の学習にも同じ内容があることで、概念としての勉強だけでなく、現場でのスキルを磨く必要もあると痛感しました。
また、学習を進める中でITの技術動向のAI関係、ブロックチェーン技術、デジタル通貨といったところは理解が追い付かず、難しいと感じました。AI関係は少なくとも中小企業支援の現場でも活用できることがあるので、実務の視点で引き続き学習していきたいと思います。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約2時間、休日も約2時間学習しました。まずはトレーニングの問題に取り組み、講義やテキストでの学習以前の自分の知識の状況、得意・不得意な内容などを確認しました。次に、知識の習得が不足している、あるいは苦手と感じる内容について、テキストを読み込んで、講義を視聴する流れを作りました。学習不足や苦手と感じる内容については、直前期も時間を確保し、講義の再生速度を上げて複数回受講するなど、無理なく身につくよう心がけました。
申し込んだ試験日は年末で、他の季節よりも体調管理に注意が必要な時期でしたが、インフルエンザに罹患したため、試験日の1週間前はほとんど勉強ができませんでした。外出可能となった直後が試験当日で、トレーニングを一通り解いて臨みましたが、万全ではなく、合格はしたものの芳しい成績とまではいえませんでした。健康管理も試験対策の一部であると反省しています。 仕事との両立に関しては、平日は学習を開始する時刻を決めて、習慣化するように努めました。
急きょ、直ちに対応しなければならない業務が増えることもあるため、学習の習慣化も徹底はできませんでしたが、自分で決めたことをそのとおりできないからといってネガティブな気持ちになるのではなく、現状からできることは何か前向きに考えるよう努め、これが社会人の学び方だと自分に言い聞かせながら取り組みました。
対話力向上講習について、感想をお聞かせください。
ロールプレイはいつも不必要なくらい緊張するのですが、メンバーに恵まれて、目的に即して取り組むことができました。 傾聴の姿勢は、講習中が正にそうであるように、意識して取り組んでいるうちは、多少はできているのだと思います。
これを日常的にできるように、意識して取り組んでいきたいと思います。資料の「『様』は結構不人気なようです」という記載にははっとさせられました。私自身「社長様」と言っていることがあるので、今後は控えるようにしたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
地域の中小企業・小規模事業者のIT導入やデジタル化支援の現場で、この資格で得た学びを活かしていきたいです。たとえば、技術やツールは、高速で進化していきますが、ITツールの区分や整理の視点などは、今回の学習を活かしていけるものだと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
DX経営に取り組まなければ、今後は益々、企業の存続が危ぶまれる状況になっていくと思っています。この資格取得の学習を通じて、DX経営の意義や具体的な進め方、支援の方法などの理解を深められますので、積極的に挑戦されることをお勧めいたします。






