合格者が語る！DX経営アドバイザーの魅力
田上 良一 さん

DX経営アドバイザーを受講された理由は？

前職を早期退職して転職活動をしている際に新たな資格取得を検討し、日本金融人材育成協会とTACのサイトを閲覧していたところ、「新資格誕生 DX経営アドバイザーとは」が目に留まったことがきっかけです。

私は企業経営アドバイザーと経営承継アドバイザーの資格の認定を取得していて、これからDX導入の企業の需要が高まると考えました。企業経営アドバイザーに加えてDX経営アドバイザーの資格を取得することで、これからの経営のあるべき姿をより深く理解でき転職先でも活用できるのではないか考え受講を決めました。

選択したコースと、受講した感想をお聞かせください。

Web通信講座の一般コースを受講しました。 知識編では、デジタル領域の専門用語が多く覚えることが大変でしたが、初心者でも理解できるような講師の説明の仕方で覚えやすかったです。また試験に出題しやすい項目も示していただけたので、闇雲に勉強するのではなく、ある程度的を絞った学習ができました。

テキストは想定よりも厚く、時間は要しましたが、コンパクトにまとまっていて、図表も豊富で使いやすかったです。前ページで学習した用語が後の章でも登場するため、適宜見返しながら理解を深められた点も良かったです。設例がテーマごとに用意されていたため、理解度を測れる構成になっており非常に有用でした。

デジタル領域の基礎が順序立ててテーマ化されていたので、無理なく学習をスタートでき、IT初心者でも基本のテーマを順に追って着実に進められたと感じます。実践編は、テキストに沿って進むだけでなく、講師の実体験も織り交ぜながらの内容になっていたので、非常に理解しやすかったです。実際に企業を支援する際のDX経営アドバイザーの役割について、導入前・導入時・導入後の支援のあり方を事細かく説明いただき、とても分かりやすかったです。

知識編同様、構成は簡潔で、図表や導入前支援の効果・注意点が整理されており読みやすく、トップダウン型・ボトムアップ型の支援事例も示されていたため理解が進みました。

中小企業の現状とDXの課題を踏まえ、DX経営アドバイザーとしてどのように伴走支援していくかという起点からスタートする内容は、自分にとって伴走支援のイメージを掴む助けとなり、導入支援の方向性・導入後のポイント・課題を明確に進めるフローが大いに参考になりました。

一方で、知識編でのコンピュータ、セキュリティ、個人情報保護に関する部分などのデジタル領域に関する専門的な知識は、特に初心者の自分は大変苦労しました。また、関連法規も著作権や労働関連まで幅広く、学習の奥行きを実感しました。

1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。

学習時間は、平日は4～6時間、休日は4～5時間を確保しました。Web講義を視聴する前に、視聴する範囲の部分のテキストを予習として1時間程度事前に一通り目を通し、全体像をつかんでから視聴するようにしました。

IT・デジタルの用語等専門用語が多いため、講義だけでは一時停止が多くなり非効率になりがちだからです。加えて、小さめのメモ帳を単語帳として活用し、用語と要点を書き留め、隙間時間に確認しました。積み上げれば日々1時間以上の学習効果が見込めます。

合格の勝因は、講師から共有いただいた「出題されやすいテーマ」に重点を置いて復習したことが有効でした。また四肢択一の解答方式は、企業経営アドバイザーなどで経験があったため、紛らわしい問題設定に備え、用語と定義を正確に理解することを心掛けました。一番の勝因は、あらかじめ検定試験日を申込み、その日に合わせて計画的に学習し記憶が鮮明なうちに受験したことです。

今回は早期退職して時間が取れる期間に学習して受験したので、仕事との両立のアドバイスはあまりないのですが、企業経営アドバイザーの受講時は、平日は時間が取れない日が多かったので、電車内でテキストを読んだり、時間が少し取れる時に30分でもテキストを読み返したりといった工夫をしました。疲れているときには効率が上がらないのでリフレッシュして、休日に重点的に6時間集中して学習することが効率的でした。

対話力向上講習について、感想をお聞かせください。

対話力向上講習は企業経営アドバイザーの認定の際に受講して、今回は免除されましたが、この講習では、一方的に提案や考えを説明するのではなく、経営者ならではの考えを傾聴し理解することからスタートする重要性を学びました。相手の本音を引き出すための質問力・対話力をロールプレイングで実践し、これまでのコミュニケーションのあり方を見直す機会となり非常に意義ある講習と感じました。

企業支援の際や、自社内でのコミュニケーションでも、まずは「相手の考えを理解すること」、それを引き出す質問力・対話力が信頼関係の構築につながると実感しました。今後も講習の成果を実務で活かしていきたいです。

これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか？

自社内でDX導入は重要な課題でもあり、自社内ながらDX導入を先導しながら今回学習した知識を活かし、持続的に稼ぐ力・企業文化の改革を進めることで、会社のあるべき姿を達成することを目標にしていきたいと思います。 将来的には経営・DX面から中小企業を支援伴走していけたらと思っています。

これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。

中小企業にとってはシステム人材が不足している状況でのDX導入は、非常に大きな課題であり、中小企業の経営者を支援する人材はこれから需要が増えると思います。デジタルの基本から導入支援まで学べる本資格は非常に有効で、学習は自己啓発にもなります。資格認定を得られれば自信につながりますので、ぜひ挑戦してみてください。