USCPA試験 合格体験記|S.Yさん

覚悟が問われる難関試験

S.Yさん

S.Yさん
お勤め先:
スタートアップ業界

DATA BANK

 
合格実績 USCPA試験合格(アラスカ州)
合格年月2023年5月
FAR 83点(2022年6月/2回目)
BEC 83点(2022年7月/2回目)
REG 76点(2023年2月/2回目)
AUD 75点(2023年4月/2回目)
USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

新卒時に学習を始めた際には、財務会計の専門知識を身につけ、より専門的な職種に就きたかったため。 直近では、体系的な知識の習得と経歴上そうした基本的な知識があることを示したかったため。

学習開始時の英語力・会計知識は?

会計知識:なし
英語知識:ビジネスレベル

TACをお選びいただいた理由は?

資格学習領域で定評がありサポートが手厚いと考えたため。
また、以前簿記の講座を受講した際に講師の方が熱心で教材もサポートも良かったため。

TACの講座でよかったところ(講師、教材、カリキュラムなど)

様々なケースを想定した手厚いサポートがあり、また担当の方々も非常に手厚くサポートしてくれた。
とりわけ、USCPAは単位取得、ライセンス取得、科目合格の失効、再受講、再試験など、かなり複雑な部分が多いが、どんなトピックでもメールで丁寧に解説してくださり、非常に助かった。
10年以上もかかって何度も中断して最終的に合格した自分にとっては、TACのサポートが無ければここまでこられなかったと思う。

通学・通信どちらで学習されましたか?合格までの学習期間は?

通信。
約2000時間。
・各科目の学習割合(※総合学習時間=100%とした場合)
FAR:33%、BEC:7%、REG:27%、AUD:33%

合格までの学習法(全般的なこと/科目別)

講義視聴、教科書は全体感の把握として一周だけし、演習はすべてBeckerのオンライン演習をスマホやPCで行い、Beckerのオンライン演習ソフトでの学習に7-8割の時間を使った。
どの科目も平日は通勤時にオンライン演習ソフトでMCを演習し、就業前後や週末にPCでTBSを演習し、週末に教科書で理解が浅い点などを確認・復習、ノート化し、体系的な理解の構築に努めた。
何かと時間を取るのは難しく、平日2-3時間、週末5-6時間を何とか確保した。
各科目とも400回ほど(MC3000問ほど)演習したところでMCの正答率が8-9割、TBSが6-7割になってくると本試験を受験した。
受験直前には暗記用ノートも1-2枚作製した。

受験手続・受験時のエピソードなど

2023年5月に4科目合格したが、TAC申し込みと勉強自体は2011年の新卒入社直後に始めており、そこから2-3回取り組んでは諦め、そうした時期を含めると合格まで10年以上かかったことになる。
2011年に勉強開始した時は受験に関して制度上の制約がかなり多く、1年に4回しか各科目受験できず、当時は日本受験がなかったので、グアムまで行かなければならなかった。 勉強方法もよくわからずいい加減な理解でグアムに2回行き、全滅したのが2012年で、飛行機で勉強していると、ユナイテッド航空のCAさんに、受験でグアムに行く人も多いので頑張ってくださいね、と励まされたのが思い出に残っている。
その後、転職などで勉強を中断していたが2016年、MBA受験に際して、財務会計を学習する意欲があり、その知識があることを示すために、再受講を申し込んだ。 留学前や留学中に2-3か月勉強したが、転職活動や新しい仕事の準備などで忙しくなり、ブラッドリーの単位を取得するなど受験準備は進めたが、受験にまで至らなかった。
その後、2020年に、コロナの時期になり、勉強時間が確保しやすい環境になったので勉強を再開した。まず一つでも合格して自信をつけたいと思いBECに合格したが、その後、育児や部署異動などで忙しくなり、再度中断した。
2022年、業務上で財務会計の体系的な知識が必要になってきたことと、また日々様々な勉強はしていたが、形に残るものに時間を使いたいと思うようになり、これまで何度も中断したUSCPAを完了させようと学習を再開した。 まだコロナの状況で、幸い、仕事も在宅中心で飲み会やカンファレンスなど社外イベントもほとんどなく、勉強時間を確保しやすい時期だった。
まず仕事で必要な財務会計に関するFARを集中的に半年ほど勉強し、6月に合格した。勉強中は財務会計の知識が深まっていくことが実感でき、勉強はつらかったが良いモチベーションで勉強できた。
その後7月にBECに合格した。BECは2020年に合格していたが、失効して再受験だったので、当時の知識の再確認だけでスムーズに合格できた。
こうして最初に試験の中心であるFARに合格でき、BECと合わせて2科目合格できたことは大きな心の支えとなった。
24年から試験制度改定の話もあり、タイムリミットがある中での受験はつらかったが、こうした心理的に厳しい局面でも、もう6-7割完了しているので途中で止めるべきでないと退路を断つことができた。
AUDは中々理解が深まらない中で9月に受験し、73点で落ちた。 AUDで沼にはまる人も多いと聞いたので、ひとまずREGに移った。
REGは暗記項目が大きく、また重箱の隅をつつくような問題も多く非常に苦労した。 しかし、ちょうど確定申告の時期とも重なっていて、興味を持ちながら勉強できたのは良かった。 何度も受験日を延期し2月に受験し、76点のぎりぎりで合格できた。手応えがほとんどなかったが、今思うと難しいものはダミー問題(採点されない問題)だったと思う。 AUDで落ちていたので、ここでREGも落ちていたら気持ち的に厳しかったと思われる。
3科目合格すると心理的にはかなり楽で、最後のAUDも再受験だったため、そこからは自信を持って勉強できた。 しかし4月に受験し、自信もそこそこあったにもかかわらず75点ぎりぎりでの合格だった。 試験発表の日には合格の嬉しさよりも、AUDの恐ろしさと、USCPAの奥の深さを怖く思い、もうこりごりと感じた。 USCPA保有の大先輩が、CPAはcouldn’t pass againの略だよ、と言っていたのが印象的で、これは本当だと思った。 安堵感からか体調を崩しつつも、ライセンス取得手続きなどを進める中で少しずつ合格の実感が出てきた。

勉強したことが仕事に役立っていることは

投資やリサーチ業務において、財務会計の基本的な項目がわかるようになったので、不明点があっても聞いたり調べたりすると実務を進められるレベルになった。
また資格があることにより同僚、取引先、プロフェッショナルファームの人たちとも基本的な理解のある人としてコミュニケーションできる(そうした自信がつく)ことが一番大きな変化と考える。

これから合格を目指す方へのアドバイス

USCPAは非常に絶妙な位置づけの試験と思うので諦めないことが重要。
1年ほどで合格できるような形で言われており、またそうした期間で合格する人たちは多いが、簿記やその他通常の資格と異なり、かなりの労力と資金が必要となる。
実際に勉強を開始したが諦めた人たちは本当に多いと思う。
合格した人たちも会計ファームの有資格者や金融機関のプロである人たちが多く、自分のような普通の人が合格するまでには、そうした人たちの数倍の努力と根気が必要なことは中々勉強開始時にはわかりにくい。
社会人の場合は特に異動、転勤、駐在、留学や、家族関連のライフイベントなどで急遽まとまった時間を取るのが難しくなることも多く、その間に科目合格の失効や制度変更などが生じ、出費もかさみ、諦めてしまう人たちも多いと思うが、何年かかっても数百万円かかっても絶対合格するという気持ちで取り組むことが重要と思う。

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