警察官・消防官 合格体験記2021年度

島﨑　まみさん

DATA BANK

警察官を目指した理由

　警察官を目指したキッカケは、女性警察官として、DV被害やストーカー被害などの性犯罪から被害者を守りたいと思ったからです。それらの被害者の多くが女性であり、男性警察官には話しづらいことでも女性警察官ならば、話しやすく、安心してもらえる存在であると思います。私は女性警察官として犯罪に苦しんでいる人々に対して気軽に相談してもらえるような存在となり、警察官そして同じ女性としての目線で被害者に寄り添い、犯罪被害から被害者を守りたいと思い、警察官を目指しました。

TACを選んだ理由

　私自身、大学3年生の10月頃に就活を考え始め、以前から興味があった警察官になりたいと思うようになりました。時期的にも周りより遅れていると感じ、独学でやっていくのも不安だと思い、予備校に通うことを決めました。その中で、友人が以前からＴＡＣに通っていることや、ＴＡＣに相談に行った際にも親身に相談に乗ってくださり、ここでなら安心して学習ができ、合格が目指せると思い、ＴＡＣを選びました。

担任講師・講師について

　私は受験前年11月に初めて学習を始めました。範囲が膨大で、何から始めたらいいかわかりませんでしたが、優先順位を具体的に教えてくださり、学習計画も立てやすかったです。また、わからないことはすぐに質問できる点や、フィードバックを丁寧に行ってくれる点も大変良かったと思います。

教養試験対策

　教養試験は範囲が膨大です。その中でも私の得意な科目は社会科目と文章理解だったので、その範囲は完璧に点数を取ろうと心がけました。また数的処理が苦手だったので、学習の時間の大半を数的処理に時間をかけ、疲れたら暗記系の学習や自然科学、論文対策を行っていました。すべての科目を完璧にこなすと考えるのではなく、得意な科目は完璧に、苦手な科目は6割以上を目標に学習を行いました。
　TACはWebで講義が見れるので、わからなかったところは理解ができるまで何度も見返し、問題集を解きました。できなかった問題はチェックと日付を付け、その科目を始める時にできなかった問題を解き直し、期間が空いたらまたチェックしている問題を振り返るようにしていました。

論文試験対策

　論文は普段から書く習慣を身に付けることが大切です。私は論文用に一冊ノートを用意し、自己分析や志望先研究を行い、メモをしていました。そして添削で書いた論文の内容も簡潔にノートにメモし、論文で書けるネタのようなものをノート一冊に作りました。また警察官としてこういう風になりたいということをメモし、決まり文句を作ったことも、実際の試験でかなり役に立ったと思います。
　私は教養試験の学習が疲れた時にノートを見て、警察官になりたいという気持ちを高めていました。面接対策の時もこのノートを使えるので、おすすめです。

面接試験対策

　面接は一言一句を暗記するのではなく、会話をすることが一番重要です。だいたいの言いたい内容を決めて、あとは面接の流れに任せる気持ちで行っていました。言っている内容ももちろん大切ですが、きびきびとした動作や目線をずらさない、どんな質問が来てもひるまない態度も重要です。私はＴＡＣの模擬面接を何度も活用し、面接の一連の流れに慣れていきました。また説明会に参加し面接でどういったらいいのかという疑問も現役警察官の方にアドレスもいただけたことも面接に活かせたと思います。

これから受験する人へ

　公務員試験は長く、周りの友人が民間企業に内定をもらい始めて、焦ることもあると思います。また、私は運動経験もほとんどなく、体力試験の不安もありました。試験会場で周りの運動神経に圧倒されることもありましたが、自分は自分と割り切って考え、将来の警察官・消防官になった姿を想像し、自分を奮い立たせ、試験学習や体力作りを継続することが合格に導かれると思います。
　教養試験が終わった後の面接試験までの期間や合格発表の期間は、辛く長く感じると思います。そんな時は、ランニングをしたり、美味しいものを食べたりし、気分転換も大切です。頑張った自分を信じて、最後まで諦めずに頑張ってください。