特集 理系公務員試験合格者に聞く、合格の秘訣

左から
■坂井 美都(さかい みと)さん

出身地:東京都
学歴:東京理科大学工学部在学中
受講コース:建築職本科生/Web+音声DL(ダウンロード)通信講座
内定先:東京都(建築)

■奥村 航介(おくむら こうすけ)さん

出身地:千葉県
学歴:日本大学文理学部在学中
受講コース:技術職本科生(工学の基礎コース)/教室講座
内定先:国家一般職(気象庁)

災害に強い社会をつくるため力を尽くしたい

 文系職のイメージが強い公務員の仕事ですが、国家公務員にも地方公務員にも、幅広い分野で理系の仕事があります。理系公務員の採用には、土木、建築、機械、電気・電子・情報、化学、農学などの区分があり、各分野の技術的観点から行政の政策立案や運営を支えるスタッフとして幅広い場面で活躍しています。今回は、2018年度の理系公務員試験を突破した2名のTAC受講生に、公務員をめざした理由や試験攻略法、将来の希望などを語っていただきました。

※当記事は2018年12月に取材しました。

安心安全な社会づくりに自分の専門性を活かしたい

──理系公務員をめざした理由について教えてください。

奥村 小学生の頃から気象や災害に興味があり、漠然とですが気象に関わる仕事がしたいと思っていました。気象庁に入りたいと思ったのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけです。その日は中学校の卒業式の日で、帰宅して少し落ち着いた頃に大きな揺れを感じました。それから深刻な被害をニュースで目の当たりにし、的確な防災情報の重要性を痛感。将来は防災に携わりたいと強く思いました。そこで、気象庁に入るためにはどのような勉強をする必要があるかをリサーチし、気象学が学べる日本大学文理学部地球科学科に進学しました。大学に入ってからも「気象庁で働きたい」という気持ちは変わることなく、そこをゴールに勉強や研究を進めていきました。

坂井 私の趣味は街歩きです。街ごとにいろいろな表情があることや、同じ道でも歩くたびに新しい発見があることが興味深く、将来はまちづくりに関わりたいと思いました。そこで、大学は工学部の建築学科に入り、構造部門で防火や耐震についての研究をしています。理系公務員のことを知ったのは、東京都が実施する5日間の都庁インターンシップに参加した大学3年生の夏です。それまでは、「公務員といえば、事務仕事・デスクワーク」というイメージで、理系公務員に建築職があるとは思いもよりませんでした。インターンとして配属されたのは、東京都財務局の建築保全部。大きな現場に毎日立たせてもらえたことで「広い視野でまちづくりに関わっていきたい」と考えるようになり、理系公務員試験に挑戦してみようと思いました。

校舎への通いやすさ、教材の充実度を見てTACを選択

──受験をするにあたってTACを選んだ理由や、受講を始めた時期を教えてください。

奥村 大学入学後、気象庁に入るためには公務員試験を受ける必要があることを知りました。私は自宅でひとりきりでは勉強ができないタイプなので、受験指導校には必ず通おうと思っていました。受験勉強期間は1年ほど必要だろうと予測し、「大学3年生の4月から受験指導校で勉強を始める」とだけ決めて、大学1、2年生のうちは大学生活に集中しました。TACを選んだのは、気象庁に入庁した同じ研究室の先輩が通っていたと聞いたからです。渋谷校なら大学の最寄り駅から通いやすかったのもポイントになりました。

坂井 公務員試験受験を決意したのが大学3年生の夏で、TACで受験勉強を始めたのは10月からです。奥村さんのように3年生の4月から勉強を始める人が多いので、私はかなり遅いほうだと思います。その頃すでに教室でのライブの講義は終わっていたので、Web通信講座で受講をスタートしました。TACを選んだのは、大学の生協にパンフレットがたくさん置いてあったのをいつも見ていて、身近に感じていたからです。また、一般書店では手に入りづらい建築の教材も充実しているので、自分で情報収集する手間をかけずに勉強に集中できると思いました。さらに、通いやすい場所に校舎があるので、困ったときはいつでも駆け込むことができて安心だと感じました。

──大学院への進学や、民間企業への就職活動は考えませんでしたか。

奥村 「気象庁で働きたい」という気持ちが強かったので、大学院への進学は考えませんでした。もし業務を経験しながらもっと研究したいと思ったら、気象庁の施設等機関である気象研究所へ手を挙げようと考えていました。また、民間企業への就職も検討はしましたが、私は器用ではなく、一度にひとつのことにしか集中できないタイプのため、公務員試験の大変さを聞き、併願はできないと思いました。かつ、大学3年生の秋頃に気象庁の説明会に参加して、実際に働いている方々のお話をうかがい、「どんなテーマでも、どんな場所でも、気象や防災に関わっていきたい」という気持ちが再確認できたので、迷いはありませんでした。

坂井 大学1、2年生の頃は大学院への進学も考えていました。しかし、実家暮らしの期間が長かったので早く自立したいという気持ちと、今まで学んできたことを社会に出てすぐ仕事につなげていきたいという気持ちのほうが大きいことに気づき、就職する道を選びました。民間企業と公務員、どちらにするかでも迷いましたね。先輩にお話を聞いたり、インターンシップに参加したりする中で、どちらにもメリットとデメリットがあることがわかりました。その上で、私にとっては「まちづくり」という大きなテーマにいろいろな形でアプローチすることができる公務員の仕事が魅力的に感じました。また、結婚・出産・子育て・介護など、これから迎えるライフイベントや人生の分岐点において、安定した雇用が保証されていることも決め手となりました。

卒業研究と試験日程は重なることが多いので調整が必要に

──大学生活と受験勉強はどのように両立していましたか。

奥村 大学1、2年生の間は、試験については軽く調べる程度で、あとは大学で気象学の勉強に集中していました。気象学の内容は本当に幅広く、エルニーニョ現象や地球温暖化、ゲリラ豪雨や積雪など、大きなものから小さなものまで気象に関わるすべてが守備範囲です。「気象庁に入ったら役立つかどうか」を想像しながら積極的に学んでいきました。TACへの通学は3年生の4月からでしたが、大学の授業がまだ残っていたので、そちらを消化しながら受験勉強に少しずつ移行していったという感じです。3年生の頃は主体的に受験勉強をしているというよりは、TACに行って講義を受けて復習というサイクルをひたすら繰り返して受験勉強に慣れるのに精一杯でした。

坂井 私は受験勉強を始めたのが大学3年生の秋と遅かったので、大学の授業やサークル活動の一番ボリュームの多い時期は終わっていました。残っていた大学の授業を受けたら、すぐに自宅に帰ってWebで講義を受けることにしていたので、両立で苦労した記憶はほとんどありません。受験勉強を優先できる状況だったので、他の人より短い期間ではありましたが、集中して取り組むことができたと思います。

──理系の大学生は4年生から卒業研究が始まるため、公務員試験本番と日程が重なってしまいます。どのようにバランスを取っていましたか。

奥村 大学4年生の4月から研究室に入るのですが、公務員試験の1次試験も6月から始まるので調整は必要でした。私の場合は、研究室に入る前から先生に気象庁をめざしていること、公務員試験の直前はそちらに集中したいことを伝えていたので応援してもらえました。また、卒業研究は「東京でどのような条件が揃ったらゲリラ豪雨が発生するのか」というテーマだったため、実験などがなくパソコンを使ってデータを解析するのが主となり、自分のペースで進めることができました。

坂井 私も公務員になりたいということは早めに研究室の先生に話してあったので、実験をスケジューリングしてもらい試験を優先することができました。その分、試験が終わったあとはしっかり実験に参加するなどして周囲に迷惑をかけないようにしていました。理系の学部だと基本的に学生には大学院に進んでほしいと思っている教授が多く、本当は就職希望でも、なかなか言い出せずに悩んでいる友人もいました。あらかじめコミュニケーションをとって環境を整えておくことは大切ですね。

「必ず解ける問題」を着実に増やしていくことが試験攻略のカギ

──受験勉強はどのように進めましたか。重点を置いた分野などを教えてください。

奥村 最初はただ講義を受けて、復習して、の繰り返しで、手応えを感じるまで時間がかかりました。3年生の2月くらいに講義がすべて終わり、やっと自分で「問題集を解いてみよう」という気になりました。

坂井 私の場合は時間的にすべての講義は受けられないとわかっていたので、取捨選択しながら進めました。3年生の2月くらいで受講を終え、それからはテキストを何周も何周も繰り返しました。焦りはありましたが、TACの校舎に来れば先生も仲間もいるので、気持ちが落ち着きました。

奥村 数的処理は今まで見たことがなかったので、「自分で解けるのだろうか」と不安になりました。でも、関野(せきの)喬(たかし)先生の講義は頭にスーッと入ってくるので、楽しんで勉強することができました。復習してからWebで講義を見直すことでより理解が深まりましたね。最終的には、速さの問題など苦手なものは諦めて、順序関係やパズルのような得意な問題をしっかり解けるようにしました。気象庁に行くためにこれまでも勉強をがんばってきましたが、実は数学が苦手。TACの講義のおかげで弱いところが補強できてよかったです。

坂井 数的処理の配点は教養試験の中で6割くらいを占めるので、満点を取れれば有利だと思って力を入れました。数学は得意なほうでしたが、数的処理は戸惑うような問題が多かったので、独特な解き方に早く慣れるように訓練しました。その一方で、3、4問しか出ない社会科学は潔く捨てました。公務員試験は教養、専門、論文と科目数が多いので、すべてにおいて完璧をめざすことはできないと思います。自分が「必ず解ける」と確信が持てる分野や問題を落とさないようにしました。

──担任講師制度は活用していましたか。

奥村 物理の勉強法に悩んだ時に相談しました。根本的に理解できていないところがあったので、高校の範囲から勉強し直し、先生に問題をみてもらって少しずつできるようになりました。ひとりでやると孤独になりがちな勉強を、TACの先生にサポートしてもらえたのがよかったです。

坂井 私は教室での講義を受けていなかったのですが、先生に名前も顔もしっかり覚えてもらっていたのがうれしかったです。特に通信メディアで受講している人は「自分が相談に行ってもいいのかな」と不安に思うかもしれませんが、温かく迎えてくれるのでどんどん担任カウンセリングへ行ってください。多くの先生にお世話になりましたが、特に建築区分の外(とつ)塚(か)浩(ひろ)幸(ゆき)先生には、講義内容の質問や、勉強法の確認、スケジュールの相談はもちろんのこと、「落ちたらどうしよう」という悩みまで聞いてもらっていました。いつも励ましてくださり、とても感謝しています。

何度でも受けられる模擬面接のおかげで2次試験も突破

──面接対策ではどのような点に苦労しましたか。本試験の面接にどのように役立ったかも教えてください。

奥村 アルバイトで塾の講師をしたり、ゼミの発表で質疑応答をしたりと人前で話すことには慣れていたので、面接に対して苦手意識はあまり持っていませんでした。試しにTACの模擬面接を受けてみたところ、「明日面接を受けに行ってもいいくらいですね」と言ってもらえたので、安心して本試験に向かうことができました。ただ、自分では気づかないこともあると思いますので、自信があっても1度は模擬面接を受けておいたほうがいいと思います。

坂井 面接対策は1次試験が終わってからすぐに始めました。私は中学時代から硬式テニスをやっていて、塾講師と接客のアルバイトも経験しています。度胸と声の大きさには自信があったのですが、初めての模擬面接で想像以上に緊張し、ボロボロに。人生で初めて「声が小さいね」と言われてショックを受けました(笑)。それでも、3回目くらいから落ち着いて声が出せるようになり、最終的には模擬面接を10回受けて自信をつけることができました。何度でも納得がいくまで模擬面接を受けられる制度だったので、スラスラと受け答えができるようになりましたし、面接官を担当する先生が変わることで複数の意見がもらえるのが役立ちましたね。

奥村 本番の面接では典型的な質問がメインです。TACで聞かれること以外の質問はほぼ出ないので、日常会話の延長線上だと思ってリラックスして話すようにしました。また、塾講師のアルバイトでは8人の生徒を一斉に指導していたのですが、同じ空間の中でそれぞれの個性や学力に合った対応をしなければならないので、物事に柔軟に対応する力をつけることができました。そのようにして柔軟な対応力を身につけたプロセスをTACの模擬面接に向けて言語化し、面接本番で自己分析の結果としてアピールできたことは大きかったですね。

坂井 私は中学・高校の硬式テニス部時代にベンチコーチをしていた経験から、分析力があることをアピールしました。事前に外塚先生と相談して、「公務員の仕事に自分の分析力をどのように活かせるか」を話せるようにしておいたので、面接の最後までブレずにアピールすることができたと思います。また、現在研究していることをどのように仕事に繋げていくかについても、同じく外塚先生とじっくり話して明確化することができたので、面接本番でもよどみなく話すことができました。印象に残っているのは、試験官から「入庁してからわからないことがあったらどうしますか」と聞かれた時です。「先輩に聞きます」と答えたところ「先輩が忙しかったら?ちょっと待っていて、と言われたらどうしますか?」と重ねて聞かれ、内心動揺しました。しかし、TACの模擬面接でも答えづらい質問に切り返す練習をしてきたので、落ち着いて対応することができました。

──受験勉強中、息抜きはどのようなことをしていましたか。

奥村 小学2年生の時から毎週ピアノ教室に通っています。受験勉強中は2週間に1回程度にペースを落としましたが、いいリフレッシュになりました。また、気分転換をしないと勉強の効率が落ちて自分を追い詰めてしまうので、日曜日は絶対に勉強しない日、と決めていました。家でゴロゴロしたり、外に出かけたり、好きに過ごすことで元気が出ましたね。

坂井 人と話すことが好きなので、塾講師や接客のアルバイトは息抜きになりました。特に、接客のアルバイトは目上の方と話す練習にもなるので、試験が始まってからも余裕があるときは入るようにしていました。あとは、友人とたまに食事をしていました。

──大学生活でやっておけばよかったと思うことはありますか。

坂井 大学の建築の授業はもっと真剣に受けておけばよかったと思いました。専門試験で問われる内容のほとんどは、大学の授業で習った内容でした。テスト前も一夜漬けの勉強をせずに知識を定着させていたら、公務員試験対策での専門試験の勉強時間を最小限にして教養試験や論文など初めて習うものに時間を割くことができたのかな、と少し後悔しています。サークル活動についても同じことを思いました。仕切ってくれる立場の人になんとなく任せてしまうことが多かったのですが、練習でも行事でも、自分から主体的に取り組んでおけば面接で話せる話題がより広がったのかもしれません。その時その時の、目の前のことに全力で取り組むことが大事ですね。

奥村 気象予報士の勉強を早くからやっておけばよかったです。公務員試験の物理に地球物理という科目があるのですが、気象予報士試験の問題と似ているので、早めに見ておけば受験勉強にも自分の研究にも活かせたのに、と思いました。そして、大学生活を振り返ると「授業・公務員試験・研究」の3色(笑)。充実していましたが、いわゆる大学生らしい遊びをできていなかったので、それは残念ですね。

壁を前にして怯えるのではなく、乗り越える力をつけよう

──これから公務員として新たな社会人生活が始まります。まずはどのようなことに力を入れていきたいですか。

奥村 入庁後は千葉県柏市にある気象大学校で1ヵ月の研修があり、そのあと配属が決まります。勤務地は北海道から沖縄まで日本全国、観測する対象も天気や地震、火山の様子など幅広いです。自分が研究してきた分野以外で働く可能性もありますが、どのような仕事の担当になったとしても、夢だった気象業務に関わることができるのはうれしいことです。現場で学べることがたくさんあると思うので、それらを吸収しながら自分のスキルを高めたいですし、仕事を思い切り楽しみたいと思います。

坂井 私も防災に強い関心があり、大学で学んだことを安心安全なまちづくりのために活かしたいと思っています。希望が叶うのであれば、インターンシップで訪れた財務局で働きたいです。都が保有している施設は大きなものが多いので、災害が起きた時には人々の避難場所になります。より安全に、安心して過ごしてもらえるよう、改修に力を入れていきたいです。また、卒業論文では、古い木造住宅の新たな耐震改修方法として、高強度繊維ロープを建物の筋交(すじか)いに使う方法について研究しているのですが、得た知見が仕事に活かせそうでワクワクしています。まずはまちづくりのハード面を支えていきたいですね。

──将来の夢を教えてください。

奥村 実現したいのは、やはり、災害から地域・国民の命を守ることです。大雨や洪水、高潮など、気象関係の特別警報・警報・注意報などを自分で出してみたいです。特に、ゲリラ豪雨の予測精度をあげて予報を出し、被害を減らしていくことは悲願です。自分の卒業研究を役立てることができればうれしいですね。

坂井 ハード面において6年くらい経験を積んだあと、昇任試験を受けてソフト面に関われるようキャリアチェンジをしたいなと考えています。中学・高校時代から、街歩きをしながら「素敵だな、こんな風にしたらもっといいのにな」と感じていたことを、総合的に形にできたらいいですね。それから、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて様々な建物が作られていますが、大会終了後の活用方法についても考えていきたいと思っています。大規模なものが多いので、長く人々の憩いの場として親しんでもらえるにはどうしたらいいか、知恵を絞りたいですね。

──最後に、公務員試験や資格取得をめざしている『TACNEWS』読者に、メッセージをお願いします。

奥村 夢を諦めないでください。私の周りにも、同じように「気象庁に入りたい」という夢を抱いている人たちがいましたが、公務員試験の高い壁を前に諦めていきました。非常にもったいないことだと思います。私の場合、合格する自信はなかったけれど、「気象庁に入る」という夢がありました。くじけそうになったら友だちに話を聞いてもらって、目標を再確認してモチベーションを維持し、勉強を続ける。そうすれば、自信はあとからついてきます。壁を前にして怯えるのではなく、対策をして乗り越える力をつければ怖いことはありません。公務員試験は確かに難しいですが、TACはバックアップ体制が整っているので、ゼロからのスタートでも合格の可能性は十分にあります。応援しています。

坂井 公務員の仕事はある意味特殊です。世の中に数多くの民間企業があり、大卒内定率も過去最高の今、なぜ公務員という道を選ぶのかを日々自問自答しておいたほうがいいと思います。私の場合は、「転職をせずに複数の種類の仕事を経験したい」「結婚や出産などを経ても働き続けたい」という譲れないポイントが2つあり、それを叶えられるのが公務員だと思って覚悟を決めることができました。たくさん悩んで、迷って、TACの先生に相談して、「将来なりたい自分」のイメージを作ってみてください。

──おふたりの今後のご活躍を楽しみにしています。本日はありがとうございました。

[TACNEWS 2019年4月号|特集]