資格の学校TACインタビュー

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会計・経営・労務関係
公認会計士

会計士は無限の可能性を秘めた資格!

 公認会計士試験合格後、入所したあずさ監査法人では、独立行政法人・公益法人・地方自治体などの公的機関(パブリックセクター)の監査、いわゆる公会計をはじめとし、グローバルに展開する製造業など一般事業会社の会計監査にも携わっています。2008年からは現場を取り仕切る主査(インチャージ)として監査業務を行っています。
 会計監査の醍醐味は、多種多様な業界や業種の企業に財務を通じて深く関わっていくことができることです。さらに、あずさ監査法人の場合は日本経済を牽引しているような優良企業を多く抱えていますので、その関わり方も多岐にわたります。
 この資格は、監査という業務以外にもアドバイザリー業務や税務業務など業務の幅を無限に広げることができる資格です。もし少しでも会計に興味があるのであれば、難関資格という壁に臆せず、是非チャレンジしてみてください。

阿部 祐基さん

阿部 祐基さん

有限責任 あずさ監査法人
シニア/公認会計士

2004年11月に公認会計士を志しTACに入学。2006年11月に公認会計士試験合格、同年12月にあずさ監査法人に入所。パブリックセクター向けのサービスも行う部署に配属され、主に国内の製造業や独立行政法人・公益法人・地方自治体などの監査を担当。2008年よりグローバルに展開する大手製造業の担当となり、現在ではインチャージ(現場責任者)を担う。

税理士

ベースとなる税務業務から財務的アドバイスにシフト

 税理士を目指そうと考えた私は、当時勤めていた会社で自ら希望して経理部に異動しました。そこでは、経理の仕事と受験勉強が相互にプラスになるという嬉しいシナジー効果がありました。4年で試験を合格した後は独立のため、先輩の事務所で確定申告など税理士業務を営む上でのノウハウを学びました。
 現在は、基本的に月次顧問、税務申告等の税務業務が中心ですが、これからは財務的アドバイスなどコンサルティング業務にシフトしていきたいと考えています。事務所の規模を拡大するよりも、最小限のお客様に質の高いサービスを提供することで最大限にお役に立ちたいという考えのもと、事務所を運営しています。
 税理士という資格は、企業経営にとって必要な資格なので、今後も間違いなく需要があるはずです。科目合格制度があり少しずつ取れる資格なので、ぜひ実務的勉強をしながら、社会経験を積みつつ挑戦していただきたいですね。

山本 憲明さん

山本 憲明さん

山本憲明税理士事務所
税理士

1970年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。卒業後、横河電機に入社、5年間の技術畑勤務を経て経理部へ異動。2003年、税理士合格。2005年1月、独立開業。開業前からWebを活用し顧問先を拡大。主な著書に『働きながら3年で!税理士最短合格の時間術・勉強術』(出版社インデックス・コミュニケーションズ)、『社長は会社を「大きく」するな!』(ダイヤモンド社)などがある。

社会保険労務士

人に関する専門家である社労士は、人生の選択肢を広げてくれます!

 人事の仕事をする中で、社会保険に関する問い合わせに対して、自信を持って答えたい!という強い思いが、社労士を目指したきっかけです。社労士試験の勉強はまさに実務に直結する内容です。資格取得により、社員からの問い合わせにも法律面から自信を持って答えられるようになりました。
 社労士は本当に幅広く使える資格です。人事でも未だ経験したことのない採用や研修、規則作りといった分野にも取り組んでみたいですし、さらに将来に向けても、仕事の選択と人生設計の幅がものすごく広がったと感じています。
 また、女性は結婚、出産とライフプランの中で仕事を中断せざるを得ない局面にぶつかります。社労士なら一般企業、勤務社労士、あるいは独立開業と将来の選択肢を柔軟に広げることが出来ます。人生の広がりを持てる社労士を女性にもぜひお勧めしたいですね。

横澤 有季さん

横澤 有季さん

金融機関総務人事部勤務
社会保険労務士試験合格者

1978年生まれ。武蔵大学人文学部卒。政府系金融機関に7年8カ月間勤務し、秘書、庶務の後、1年8カ月間、給与厚生係に従事。その後、民間金融機関に転職。総務人事部人事チームで給与厚生業務と社会保険業務を担当、現在に至る。2009年、社会保険労務士試験合格。2010年、TAC社労士実務講座受講。

中小企業診断士

知識や視点、人的ネットワークが広がり、ビジネスの選択肢が広がる資格!

 診断士資格の取得後、明らかに知識の質・量ともに向上しました。これまでと違う視点からお客様と会話ができるようになったことが大きな変化です。自社においても、できるだけキャッシュフロー的にプラスに働くような営業や回収の仕方を考えるなど、常に企業経営を意識するようになりましたね。
 社外でのネットワークも確実に広がり、TACのクラスの卒業生がコアメンバーとなっている研究会をはじめ、実務補習で知り合った仲間たちとも定期的に交流を図り、とても有意義な時間を過ごしています。また、その中には将来、独立を目指している方、あるいは会社を興そうとしている方もいらっしゃいます。診断士の資格を取るとビジネスの選択肢が広がりますね。

中小企業診断士講座の詳細はこちら
山ノ内 一郎さん

山ノ内 一郎さん

旭硝子株式会社
AGC化学品カンパニー東京支店
フロロポリマーズグループ 課長代理
中小企業診断士

さん 1969年生まれ、宮崎県出身。1992年、高知大学人文学部卒業後、旭硝子(株)入社。ガラス事業本部に配属。2000年、新規事業(光ファイバー)に携わる。2006年、化学品カンパニー東京支店に異動。主に高機能フッ素系原料の営業・マーケティングを担当。2008年度の中小企業診断士試験に合格(2009年10月登録)。

金融関係
ファイナンシャル・プランナー

FPで将来の可能性を広げ、夢をかなえる!

 FPは『お金』の専門家、マネードクターとも言われています。今や人生90年時代! 90歳まで生存する割合は男性21.3%、女性45.4%となっています。今後の長い人生の中で公的年金の受給方法や保険の加入方法、住宅ローンや預貯金の選び方、株や債券の運用方等、様々な選択肢の中からの判断力や工夫の仕方により家計に大きな影響が出てきます。
 最近の受講生の傾向として、金融関係や不動産関係の方はもちろんのこと、税理士や社会保険労務士の方でFPを取得しビジネスに活かそうとする方、特に顕著な傾向として主婦や会社を退職された方等がご自身の生活設計のために受講される事も増えています。『お金』に関する知識が増えることは、将来の可能性を広げることにもつながります。
 夢の実現の第一歩としてFP取得を『今』目指しましょう!

峰尾 茂克さん

峰尾 茂克さん

株式会社 THE FPコンサルティング 代表取締役
CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

株式会社THE FPコンサルティング代表取締役。CFP®。1級ファイナンシャルプランニング技能士。TAC FP講座開講当初からの講師。テレビやラジオ出演の他、新聞、マネー雑誌の取材協力、ハウスメーカー、不動産会社、銀行等でセミナー講師を務める。主な著書に『マイホームで年金をつくる』(共著、評言社)がある。

情報処理・パソコン関係
情報処理技術者

IT系の知識だけではなく、幅広いビジネス知識も同時に習得できます!

 私が当初IT業界に対して抱いていたイメージは、コンピュータの専門家という印象でしたが実際には業務に必要な知識のうち、コンピュータ分野は全体の一部でした。情報処理の学習も、コンピュータを深く学ぶという当初の印象と異なり、ビジネス全般を幅広く学んでいる感じでした。情報処理の学習はIT(情報を処理し活用する技術)を学んでいくのです。
 情報を活用した現状改善を実行するのに必要な現状分析手法や情報を活用する仕組み(システム)を作る際に必要なマネジメント手法など、多様な分野を情報処理の学習の中で学びました。財務会計、経営戦略、品質管理、どれも当初のイメージとかけ離れていましたが、学んでいくうちに社会やビジネスの仕組みが以前より大幅に理解できるようになりました。

窪田 充良さん

窪田 充良さん

TAC情報処理講座専任講師

大学卒業後、大手シンクタンク入社。SEを経たのちシステムコンサルタントとして従事する。同社で約10年勤めた後、TAC情報処理講座専任講師となる。入社3年目に基本情報技術者試験に合格。その後は、ソフトウェア開発技術者(現:応用情報技術者)、情報セキュリティアドミニストレータ(現:情報セキュリティスペシャリスト)、上級システムアドミニストレータ(現:ITストラテジスト)、システム監査技術者を取得。

不動産・建築関係
不動産鑑定士

不動産のスペシャリスト。ステップアップを実感!

 私は短大卒業後、建設会社に一般職で入社しましたが、日々のルーティンワークに物足りなさを感じ、「もっと自分のやる気や考え方が反映される仕事がしたい」と思うようになりました。何か転職の武器となる資格をと思い、まずは宅建を取得し、その後に不動産鑑定士を目指しました。
 今までに経験した主な業務は不動産の鑑定評価業務で、お客様は大きく民間企業と官公庁に分けられます。案件としてはオフィスビルやマンションが多いのですが、病院やホテル、山林の評価なども手がけました。
 私がご提示した評価額をお客様にご納得いただけるときにやりがいを感じます。自分の考えや意見を素直に出せるのも鑑定士になってよかったところです。繁忙期には残業も多く、正直辛いと感じることもありますが、自分でステップアップしていっているという実感がそれに勝ります。

藤井 梨可さん

藤井 梨可さん

大和不動産鑑定株式会社
東京本社 システム評価部
不動産鑑定士

岡山県出身。武蔵野女子短期大学生活学部卒業。建設会社に6年弱勤務した後、2006年10月、大和不動産鑑定(株)に入社。証券化評価部・鑑定部を経て、現在はシステム評価部に所属。2007年不動産鑑定士試験合格。2010年4月、不動産鑑定士登録。

宅地建物取引士

資格取得で夢をかなえる!「何がしたいか」が重要です

 私は当時入社していた親の会社から離れ、独自に不動産屋を開業したい、という思いから宅地建物取引主任者試験を受験しました。合格後は講師業を行うかたわら、不動産業を開業。運よく管理物件の依頼があり、その後は仲介の件数が増加し、開業3年目以降は毎年増収増益が続いています。現在は自社物を持つことができ、将来的には店舗を駅前に移転、増設することが目標です。
 私は、この資格を取得したことで、講師業に就くことができ、さらに念願の不動産業を開業することができました。収入の確保と同時に夢を実現することができ、今後もさらなる飛躍を遂げようと考えています。
 資格はそれを活用して初めて役に立つものです。そのためには、将来、何をしたいのか目標を立てた上で必要な資格を取得し、それを活用して目標の実現にトライしてみてください。皆さんのご健闘と、さらなる飛躍を願っています。

柴田 勝正さん

柴田 勝正さん

(有)ドリームホーム 取締役
TAC宅地建物取引士講座専任講師

1959年神奈川県生まれ。東京都立大学(現 首都大学東京)大学院理学研究科化学科卒業。化学系の会社の研究所に就職が内定していたが、父親が他界した為就職を断念。父親が営んでいた自動車防錆塗装会社に入社。平成2年に宅地建物取引主任者に合格。平成3年より、講師業もスタート。平成18年には(有)ドリームホームを開業し、実務家としても活躍中。実務での経験がふんだんに盛り込まれた講義内容に、ファンも多い。

建築士

建築物を創造する設計・工事監理のプロフェッショナル!

 建築士は、施主の依頼を基に建築物を設計し、完成までの行程が図面通りに行われているか確認する役割を担っています。人命・財産を預かる仕事ともいえ、強い責任が問われる職業ですね。
 実務では現場ごとに要求される条件が異なるため、試験勉強で得た知識に加えて対応力や発想力も求められます。また、新技術開発や法改正なども頻繁で、合格後も情報収集や勉強は欠かせません。そういった意味では、資格取得してはじめて「スタートラインに立った」といえるかもしれません。
 人々の生活に必要な建築物を創り、その建築物が何十年も残るということは、素晴らしいと思いますし、やりがいも大きいです。
 今後ますます、国が確かな技術者を必要とする中で、建築業界における建築士の存在は一層大きくなるでしょう。

渡辺 武次郎さん

渡辺 武次郎さん

一級建築士・設備設計一級建築士
CASBEE建築評価員

武蔵工業大学工学部建築学科卒。西松建設株式会社、小田急不動産株式会社を経て、意匠設計事務所を設立。設計する建物の種類は、スポーツ施設・事務所ビル・集合住宅・工場等、多岐にわたる。

法律関係
弁護士(司法試験)

「社会正義の実現」という大きなやりがい!

 私が弁護士になろうと思ったのは、組織の中で働くのではなく、組織の外で社会正義を実現できることに魅力を感じたからです。ちょっと抽象的な表現になりますが、組織の中では正しい方向に向いている時はやりがいを感じることができます。しかし、組織として社会常識や規範に抵触する部分が出てきた場合、どうしても納得できない部分があると感じていました。
 私が法曹の中で弁護士になりたいと思ったのは、昔見た「東京裁判」というドキュメンタリー映画の影響が大きいですね。戦犯である日本人をアメリカ人弁護士が全力で弁護する姿を見て、弁護士に非常に大きな魅力を感じました。
 行政書士、司法書士の次のステップとして法曹、弁護士を目指そうとお考えの方には、難関で大変な試験ですが、受験勉強の過程が合格した後、実務ですぐに役立つものばかりですから、ぜひ頑張ってください。

渡邉 仁さん

渡邉 仁さん

つかさ総合法律事務所 代表
弁護士

1987年、早稲田大学政治経済学部政治学科研究科卒。1990年、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、行政法専攻(行政裁量論、行政過程論)。2000年、弁護士登録(第二東京弁護士会)。2004年に埼玉弁護士会に登録替えを行い、共同事務所を設立する。2011年に共同経営を解消し、つかさ総合法律事務所を設立する(所属弁護士5名)。現在、同事務所の代表弁護士。

司法書士

合格から約1年で独立を決意!オールインワン・サポートを目指します!

 司法書士を目指す前は、レコーディングエンジニアという全く畑違いの分野にいました。しかし体調を崩したのをきっかけに、短期間で有意義な勉強ができて仕事に活かせる資格を探したところ、司法書士に出会いました。士業の中でも開業しやすく経費もかからない上、受験の知識がそのまま仕事に活かせるので独立開業にぴったりという点に惹かれました。
 2010年度の合格後は、司法書士9人、土地家屋調査士10人の総合事務所に勤務し、建売住宅の不動産登記をメインに、商業登記や相続絡みの登記を担当しました。
 そして2012年4月、晴れて地元秩父で「関根泉司法書士事務所」を開業しました。不動産登記を軸足に、商業登記や高齢化社会を見据えた成年後見まで、地域のニーズに合わせたオールインワン・サポートを展開したいと思います。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

関根 泉さん

関根 泉さん

関根泉司法書士事務所

1986年生まれ、埼玉県秩父市出身。音響専門学校を卒業後、レコーディングスタジオにエンジニアとして3年間勤務。退社後、司法書士受験に専念。Wセミナー司法書士DVD通信講座を1年間受講し、2010年、司法書士試験に一発合格。筆記試験合格発表後の2010年12月より司法書士法人に勤務。 2012年4月、埼玉県秩父にて独立開業。地域密着型の司法書士として活躍している。

行政書士

仕事と家事育児を両立。女性が存分に活躍できるすばらしいフィールドです!

 私が行政書士を目指したのは、自分自身がエステの勧誘にひっかかってしまったのがきっかけなんです。どうしたらいいのかと途方に暮れていたとき、心から信頼できる行政書士の先生に運良く出会うことができて、私もこんな風に人の役に立てる仕事がしたいと思い、行政書士を目指すことを決意しました。
 家事育児との両立は、まさに時間との戦いですね。ただ、子どもと遊ぶ時間はしっかり取りたいので、とにかくできるだけ効率的に動くことを心がけています。
 行政書士は自分の頑張り次第でいくらでも可能性が広がる、とても素敵な仕事です。勉強中は孤独や迷いを感じることもあるかと思いますが、自分は行政書士となって何を実現したいのかを再認識することで力が湧いてくると思います。がんばってください!

勝俣 里枝さん

勝俣 里枝さん

勝俣里枝行政書士事務所
行政書士

2009年1月行政書士試験合格。同5月に渋谷駅からほど近い場所に「渋谷エステ解約センター」を開業。その名の通り、エステ契約に関わるトラブルについてのアドバイスを中心に業務を展開している。「女性の幸せを願い、女性のお手伝いをする仕事を」と、今後は離婚関係の案件にも活動範囲を広げようと検討中。

弁理士

弁理士は、知財を競争資源として活用する経営戦略家です!

 弁理士業務の現状としては、企業を守るための支援メニューを作り、場合によっては経営上の問題点をどうやって知財というツールを使って解決してあげられるのかが、非常に面白い部分でもあり、いま求められている事だと思います。ですから出願書類を作ることができるというのは、もはや最低限の条件であって、それ以上のところでお客様と信頼関係を作り、その企業の知財部の一員として、どうやって活動できるかが弁理士に求められる力量だと思います。
 また、弁理士は、今まで自分が培ってきた実績を色々な場面で活かすことができる士業です。マーケティング出身者はその視点からどのように製品開発すればいいかという話ができますし、技術系の人であれば、その技術の素養を活かす事ができます。知財の視点というのは、企業活動、経済活動のいずれの場でも必要になるものなのです。

酒井 俊之さん

酒井 俊之さん

特許業務法人創成国際特許事務所
弁理士

1976年生まれ、福島県出身。慶應義塾大学理工学部情報工学科卒。慶應義塾大学大学院基礎理工学専攻修士課程修了。2004年、弁理士登録。同年、創成国際特許事務所入所。2008年、福島事務所開設にあたり所長に就任。米国特許出願実務研修、先端技術研修等、セミナー講師として活躍する一方、福島事務所にて事業モデル「特許制度の活用戦略」を展開。東北中川工業の成功事例では出願から20日で登録査定終了という最短の出願モデルを実現。

通関士

企業の中では、さながら縁の下の力持ちのような存在!

 物流システムにSCMが導入されリードタイムの短縮の流れの中、通関手続に要する時間も極限的に切り詰められ、ハードスケジュールの一途をたどっております。些細なミスが物流の阻害を招くことにもなりかねないので、責任の重さも一入なものがあります。また、貿易の一端を担う資格であるため、ボーダレス化の波とは無縁であり得ません。EPAやFTAの相次ぐ発効がされる中、貿易に関連する様々な分野で通関士試験を突破された方の活躍される場が広がることを願っております。それは、貿易立国の名に相応しいこの国を支えるために不可欠な存在であると思うからです。
 資格を活かして職業人生を送るのであれば、生涯にわたって自己研鑚に努めることが必要であると思います。その努力の成果は長い歳月をかけて醸成されるため、営業成績のように進捗が即座に顕わになるものではありません。企業の中では、さながら縁の下の力持ちのような存在であると言えます。

村田 宜隆さん

村田 宜隆さん

株式会社ジャパンエキスプレス
  通関部 課長
通関士

1954年生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。食品加工会社勤務の後、通関業者に転職し専ら輸出通関業務に携わる。1985年通関士試験合格。

国際関係
米国公認会計士

シングルマザーの私がキャリアアップするための第一歩!

 米国公認会計士試験(U.S.CPA)にチャレンジしようと思ったのは離婚がきっかけです。息子を出産して以来、社会からは5年以上も離れており、正直、絶望の淵にいました。社会的にも経済的にも弱者にはなりたくない、との思いで、自信のあった英語を活かし、女性でもキャリアを積んでいける職種を探していたところ、U.S.CPAにたどり着きました。
 U.S.CPAは、グローバル企業で働く人にとっては、とても魅力的な武器になると思います。会計だけでなく、法務、税務、経済、IT、ファイナンス、内部統制など、試験の範囲にビジネス界の中心的話題を全て網羅している点が何よりも魅力です。これまで、聞き流し読み過ごしてきたトピックに立ち止まり、自分の言葉で語れることの楽しさ。私もU.S.CPAの学習をしたことで、新聞、ニュース、職場での目線が確実に変わったことを実感しています。

河原 幸江さん

河原 幸江さん

米国公認会計士試験(U.S.CPA)合格者

神戸大学国際文化学部卒業後、航空事業関連会社社長秘書として勤務。長男出産後、専業主婦に。離婚を機に社会復帰し、中堅商社経営企画室財務担当として勤務。2008年5月U.S.CPA試験合格(アラスカ州)。合格実績をグアムにTransferし、2009年6月Inactive LicenseおよびCertificate取得(グアム)。2009年9月大手オーディオメーカーの管理職としてキャリアアップ転職。

公認内部監査人(CIA)

世の中に“コントロール”のプロはなかなかいません!

 内部監査部門というと、ひと昔前は地味なイメージを持たれる部署でしたが、昨今の経営をめぐる環境変化の中で大きく様変わりしています。内部監査は外部監査と違い、会社の内情をよく理解していることの強みを活かし、経営に役立つ監査を目指すなど経営陣の期待も年々大きくなっています。
 コントロールの専門家であるCIA資格取得者かつ実務経験がある人材は、今までになく歓迎されることは確かで、確実にグローバルに活躍できるフィールドが広がってきています。
 世の中に経営のプロはいますが、コントロールのプロはなかなかいません。CIA資格は、内部統制に対する経営陣の意識の高まりから今後ますます脚光を浴び、一目を置かれる資格になること間違いなしです。

高瀬 浩幸さん

高瀬 浩幸さん

大手総合電機メーカー
公認内部監査人(CIA)

1986年大手電機メーカー入社。事業場経理、営業経理を経験して、1999年より内部監査部門勤務。2004年にCIA試験合格。監査以外に、MBA(経営学修士)、日本経営品質審査委員2003年~2006年)。経営品質向上コンサルティング活動に従事。

資格の学校TAC