●税理士を目指したきっかけ
大学卒業後、インターネット広告の営業会社に入社して5年半勤めて30才になるときに、自分の生涯の職業を考えた。「自分はお客様のために熱意を持って仕事するのが長所だが、営業マンには向いていない。受験勉強は得意だったから、資格を取り、お客様に熱意を持って仕事をしたほうが向いている」と考えた。親族や友人に相談したところ「税理士が良い」とアドバイスをもらったことがきっかけになった。
●TACで受講してよかった点【教材】
「理論マスター」が特に素晴らしかった。難解で分かりづらい条文がシンプルで分かりやすい文章にまとめられており、頑張って暗記することで税法の理解が徐々に進んだ。消費税法と相続税法は「理論マスター」に載っている理論はほぼ全て、かなり精度高く覚えた。法人税法は理論の数が多くて、苦労したが、本試験では細かいところも出題されたので「理論マスター」と向き合っている時間は無駄にならなかった。
●TACで受講してよかった点【カリキュラム】
毎回の小テストや答練、演習で良い点を取りたいというモチベーションが働いて、緊張感を保ちながら勉強することが出来た。簿記論、財務諸表論、消費税法では「レギュラーコース」、法人税法、相続税法では「年内完結コース」を受講したが、それぞれのコースの良さがあった。落ち着いてじっくりと基礎を固めるなら「レギュラーコース」が向いているが、直前期に難しい問題を見て焦るのを避けるために早めに学習を進めるなら「年内完結コース」と、どちらも甲乙つけがたいカリキュラムだと思う。
●TACで受講してよかった点【直前対策】
税制改正は直前期に変わることもあり不安がつきまとうが、テキストの内容が受験生向けに要領よくまとめられており、直前期の答練で改正項目の論点が何度も出題されるので、対処の仕方に慣れて助かった。試験委員対策は、事前に講師の予想通りのパターンで問題が出たときもあり、TACの情報収集能力に随分と助けていただいた。相続税法の本試験ではTACの出題予想理論が的中し、十分に準備出来ていたのでかなり精度の高い解答を作ることが出来た。
●受講生へのメッセージ
受験専念の人と、働きながらの人では勉強時間に格段の差が出ます。専念の人は最大限の時間を勉強して下さい。基礎を大事にし、自分で考えて分からないところは講師に質問して理解しながら勉強すれば、勉強時間に比例して合格可能性が高まります。私は専念のとき、もっと無理して勉強しておけばと悔やんでいます。 |