社労士の合格率は?出題範囲や難易度を解説!

 

社労士の合格率ってどれくらい?
何時間くらいの勉強で合格できるの?
皆さんのソボクな疑問にお答えします!

 

社労士の合格率は?

申込者数・受験者数・合格者数・合格率の推移

合格率・合格者数は年ごとに変化。毎年4万人近い方が受験をしている。

過去5年間の社労士の合格率は約3~7%(令和元年度は6.6%)で、合格者数は年ごとに増減する傾向がある。

実施年度 申込者数(名) 受験者数(名) 合格者数(名) 合格率
令和元年度 49,570 38,428 2,525 6.6%
平成30年度 49,582 38,427 2,413 6.3%
平成29年度 49,902 38,685 2,613 6.8%
平成28年度 51,953 39,972 1,770 4.4%
平成27年度 52,612 40,712 1,051 2.6%

合格率は年によって増減はしますが、約3%~9%で変化しております。
「10名が受験をして1名が合格できるか?」という大変厳しい合格率ですが、このような低い合格率には理由があります。

1

多くの科目と、広い試験範囲から、知識の整理が難しいため

詳細は以下の「合格基準の推移」「試験内容」をご参照いただければわかるかと思われますが、科目ごとの広範な知識をバランス良く習得し、高いレベルを維持したまま本試験に臨むのは容易ではありません。多くの受験生が試験当日までに十分な対策をたてることができず不合格という結果になってしまいます。

2

選択式試験で合格基準を達成できない受験生が多いため

社労士試験は「択一式試験」と「選択式試験」の2つの試験形式があり、合格レベルには達しているものの、選択式試験で「1点」が足らず不合格になってしまう受験生が毎年います。受験生の多くが苦手にしている分野や、非常に細かい部分が出題されることもあり、選択式対策が不十分な場合は合格は難しいです。

3

多くの法改正があり、最新の情報に対応できていないため

社労士試験で出題される科目の大半が「法律」であり、法改正がセットになると考えてよいでしょう。中には毎年のように法改正されるものもあり、一度覚えた制度・条文をリセットして最新の情報を掴む必要があります。その法改正情報を正確に把握し、本試験の場で正解を導き出すことが合格のために必要です。

以上のような理由がこの低い合格率に表れているように思います。

社会保険労務士への第一歩はここからスタート!

 

社会保険労務士試験の合格ライン

合格基準の推移

科目ごとにバランス良く得点し、総得点の6割~7割を獲得する必要がある

過去5年の社会保険労務士試験の合格点数は以下の通りになります。

は3点以上
実施年度 ①選択式試験
合格基準
選択式試験
救済科目 ※
②択一式試験
合格基準
択一式試験
救済科目 ※
令和元年度 総合得点26点以上
かつ各科目3点以上
「社一」
は2点以上
総合得点43点以上
かつ各科目4点以上
-
平成30年度 総合得点23点以上
かつ各科目3点以上
「社一」・「国年」
は2点以上
総合得点45点以上
かつ各科目4点以上
-
平成29年度 総合得点24点以上
かつ各科目3点以上
「雇用」・「健保」
は2点以上
総合得点45点以上
かつ各科目4点以上
「厚年」
は3点以上
平成28年度 総合得点23点以上
かつ各科目3点以上
「労一」・「健保」
は2点以上
総合得点42点以上
かつ各科目4点以上
「一般常識」・「国年」・「厚年」
は3点以上
平成27年度 総合得点21点以上
かつ各科目3点以上
「労一」・「社一」
「健保」・「厚年」

は2点以上
総合得点45点以上
かつ各科目4点以上
-

①選択式:各問5点(各空欄1点)とし、1科目5点満点、合計40点満点
②択一式:各問1点とし、1科目10点満点、合計70点満点

「救済科目」とは、年によって各科目の合格基準(選択式は3点以上、択一式は4点以上)に補正がかかったものをいいます。

試験内容

出題形式 出題形式詳細 配点 試験時間
選択式 5つの空欄があり、各空欄につき
選択肢(20個又は4個)の中から
正解と思われる番号を選択
各問5点(各空欄1点)とし、
1科目5点満点、合計40点満点
80分
択一式 五肢択一式が計70問出題 各問1点とし、1科目10点満点、
合計70点満点
210分

労働基準法 <科目名略称:労基>

  • 選択式:「労働安全衛生法」との混合問題として5問中3問(3つの空欄)が出題され、配点は3点。
  • 択一式:「労働安全衛生法」との混合問題として10問中7問が出題され、配点は7点。

労働条件の最低基準を定めたものであり、労働者を保護するとともに、使用者に一定の制限(ルール)を設けているのが労働基準法です。近年、賃金、労働時間、解雇などの出題が増えているのが特徴です。

  • つまづきやすい
    ポイント

    判例等の長文問題が出題される傾向があり、解きにくい(難度が高い)ものがある。

労働安全衛生法 <科目名略称:安衛>

  • 選択式:「労働基準法」との混合問題として5問中2問(2つの空欄)が出題され、配点は2点。
  • 択一式:「労働基準法」との混合問題として10問中3問が出題され、配点は3点。

労働災害から労働者を守り、快適な作業環境の形成促進を目的とし、安全衛生管理体制健康管理等について規定している法律です。「業務災害の発生を未然に防ぐ」ために様々な規定を設けていることがこの法律の主目的といえます。

  • つまづきやすい
    ポイント

    なじみのない規定や語句が多く、全体のイメージをつかみにくい。

労働者災害補償保険法 <科目名略称:労災>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」との混合問題として10問中7問が出題され、配点は7点。

労働者の仕事中の災害や、仕事が原因となった疾病(業務上災害)、通勤途中の災害(通勤災害)に対し、医療サービスや現金支給による補償を規定した法律です。保険給付に関する出題が中心で、給付通則からの出題も多いです。

  • つまづきやすい
    ポイント

    保険給付の支給要件と、その支給額を各保険給付ごとに整理することが難しい。

雇用保険法 <科目名略称:雇用>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」との混合問題として10問中7問が出題され、配点は7点。

労働者が失業した場合などに、必要な給付(基本手当)を行うことによって労働者の生活と、雇用の安定を図るとともに就職を促進し、さらに失業の予防等労働者の福祉の増進を図ることを目的とした法律です。被保険者、雇用保険事務、基本手当、就職促進給付からの出題が目立ちます。

  • つまづきやすい
    ポイント

    理解とともに、暗記をしなければならない数字が多い。

労働保険の保険料の徴収等に関する法律 <科目名略称:徴収>

  • 選択式:出題なし
  • 択一式:「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」との混合問題としてそれぞれ10問中3問、計6問が出題され、配点は6点。

労災保険と雇用保険(あわせて労働保険と呼ばれます)の保険料の徴収方法や、加入手続きなど、事務手続きについて定められている法律です。保険関係の成立、労働保険料の申告・納付、保険料額の計算問題等が出題されます。

  • つまづきやすい
    ポイント

    計算問題が出題されることもあり、苦手意識を持つ方も多い。

労務管理その他の労働に関する一般常識 <科目名略称:労一>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:「社会保険に関する一般常識」とのセットで10問中5問が出題され、配点は5点。

①労働組合法・労働契約法等の労働関係法規、②労働統計や雇用動向等の労働経済、③労務管理の3分野からなります。諸法令・労働経済・労務管理を通して広く出題されています。

※「社会保険に関する一般常識」と合わせて一般常識と総称されます。

  • つまづきやすい
    ポイント

    学習範囲が広範であり、全てを把握することが困難。

健康保険法 <科目名略称:健保>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:10問が出題され、配点は10点。

健康を害したときなどそれによる負担が大きくならないように私たちの生活を守ってくれる医療保険法です。労災保険の業務上と異なり業務外の疾病・負傷が対象となり、扶養家族に対しても給付があります。適用、標準報酬、保険給付など網羅的に出題されています。

  • つまづきやすい
    ポイント

    労働保険法(労働者災害補償保険法・雇用保険法)とは異なる適用範囲、保険給付の種類があり、知識の混同をおこしがちになる。

厚生年金保険法 <科目名略称:厚年>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:10問が出題され、配点は10点。

会社員や公務員の老齢や障害、死亡についての給付を規定している法律です。老齢の状態となったときには、国民年金の給付の上乗せ部分として厚生年金保険から保険給付が行われるため、国民年金法とも非常につながりの深い科目です。保険給付からの出題が中心であり、適用事業・被保険者からの出題も目立ちます。

  • つまづきやすい
    ポイント

    年金制度の仕組みが複雑で理解しにくく、国民年金法の知識があることを前提にした問題も出題されるため、学習上のボリュームが非常に多い。

国民年金法 <科目名略称:国年>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:10問が出題され、配点は10点。

自営業者や被扶養配偶者(例えば会社員の妻など)を主たる対象者としながらも、全国民共通の「基礎年金」としての役割も担っている年金を規定している法律です。老齢や障害、死亡についての給付を規定しています。保険給付、被保険者、費用等の出題が多いです。

  • つまづきやすい
    ポイント

    厚生年金保険法とは違う被保険者や保険給付の概念を理解する必要があり、学習範囲も広い。

社会保険に関する一般常識 <科目名略称:社一>

  • 選択式:5問(5つの空欄)が出題され、配点は5点。
  • 択一式:「労務管理その他の労働に関する一般常識」とのセットで10問中5問が出題され、配点は5点。

社会保険の歴史的沿革や、社会保険の管理運営・最近の動向、国民健康保険法、高齢者の医療の確保に関する法律、介護保険法などの社会保険関係の諸法規からなります。諸法令、医療と年金の各制度の関連、社会保険の実態数字等が出題されている。

※「労務管理その他の労働に関する一般常識」と合わせて一般常識と総称されます。

  • つまづきやすい
    ポイント

    「労務管理その他の労働に関する一般常識」と同様に学習範囲が広く、数字等に苦手意識を持つ方もいる。

TACが教える社会保険労務士試験合格へのポイント!!

社労士試験は全部で10科目、その範囲は膨大です。また、全ての科目に合格基準点が設定されている社労士試験においては、『苦手科目を作らず、全ての科目をバランスよく得点する』ことが合格のための絶対条件です。TACを利用すれば、緻密に組まれたカリキュラムにより、合格のために「その時々でやるべきこと」を自然に行うことができ、目の前の学習に集中することで合格力が身に付きます。

社労士の難易度はどれぐらい?
関連する資格の合格率と比較

社会保険労務士

合格率は約3~9%。受験者数4万人近く。

行政書士

合格率は12.7%。受験者数は39,105名。
※平成30年度行政書士試験の数値です。

試験で出題される科目は、社会保険労務士と重複はしませんが、合わせて資格を取得すれば会社設立時の許認可申請などもワンストップで行うことができます。

FP(ファイナンシャルプランナー)

3級合格率:50~70%、受験者数:1万5000人~2万5000人
2級合格率:30~40%、受験者数:1万5000人~2万人

ファイナンシャルプランナー試験での6分野の1つ「ライフプランニングと資金計画」について、社会保険労務士試験でも学習する「公的年金」や「社会保険」が出題されます。

中小企業診断士

1次試験と2次試験があり、両方の合格が必要となります。
両方の試験を突破した場合の合格率は4%前後で近年推移しております。

社労士に加え、ビジネス全般に関するコンサルティングスキルを身に付けることで、提案・解決能力が高まります。

 

学習時間はどれくらい?
学習開始時期ごとの事例をご紹介

一般的に、社労士合格のための勉強時間は800時間前後といわれており(個人差はあります)、勉強を開始した時期が早ければ早いほど、合格する確率も高くなる傾向があります。

ここでは、学習開始の時期を分けて説明します。

1月・2月・3月から翌年の試験の合格を目指す場合【学習期間:約1年6か月】

学習時間として十分な日数が確保できます。1~3月に学習を開始して8月までは科目の全体像を把握することに努め、9月からアウトプット(問題演習の取り組み)を加えた学習を心がけることにより、着実に合格レベルに達します。TACでは多くの受講生が苦手にしている「社会保険関係科目」を得意科目にできる「1.5年本科生」「1.5年本科生Plus」コースをご用意しております。

4月・5月・6月から翌年の試験の合格を目指す場合【学習期間:約1年3か月】

1~3月からの開始と同様に、余裕を持った学習スケジュールをたてることができます。学習開始から4か月ほどは社労士試験の出題科目の中でも主要なものを中心に知識の定着に努め、9・10月から本格的な学習に着手するという2回転学習が可能です。早めのスタートを切り、他の受験生と差をつけることができるようにTACでは「総合本科生Wide」「総合本科生Wide+Plus」のコースをご用意しております。

7月・8月・9月から翌年の試験の合格を目指す場合【学習期間:約1年】

社労士受験の学習開始時期としてスタンダードなタイプです。約1年をかけて学習をしていくにあたり「月ごと、曜日ごとにどのようなスケジュールをたてるのか?」を意識し、着実にそれを遂行できる方が合格者に多いです。「総合本科生Basic」「総合本科生Basic+Plus」「総合本科生」「総合本科生Plus」等TACでは多くの初学者向けコースをこの時期から開講しております。

10月・11月・12月から翌年の試験の合格を目指す場合【学習期間:約9か月】

初めて社労士の学習をする「初学者」の方と、8月の試験の結果を受けて、翌年の試験合格を確実なものにする「受験経験者」の方が混在する時期です。どちらにも共通していえるのが、早期から問題演習を絡めた学習を取り入れ、本試験対策を抜かりなく行う方が合格を勝ち取っています。初学者・受験経験者どちらにも対応しているスタンダードコース「総合本科生」の他、受験経験者専用の「上級本科生」「上級演習本科生」の開講時期でもあります。

1月・2月・3月から今年の試験の合格を目指す場合【学習期間:約6か月】

短期集中がキーワードです。学習時間の確保は難しいものの、各科目の重要ポイントを中心に学習を進め、多くの問題演習をこなすことによって短期での知識定着を図ることができます。何としても今年の合格を目指すという熱意のある方でしたら合格レベルに到達することも可能です。短期集中コースの「速修本科生」、アウトプット中心の受験経験者専用コース「答練本科生」が合格への道をサポートします。

上記はあくまでもひとつの目安、とお考えください。色々な科目をバランスよく学習し、本試験で合格レベルの解答をすることができる時間の目安が「800時間」ですが、多くの学習時間をかけたからといって必ずしも合格できるとは限りません。
社会人の受験生が多い社労士試験において、勉強にかけられる時間には制限があり、なかなかまとまった時間を確保するのは難しいです。その限られた時間をいかに有効活用するかを意識している方は、学習時間の多い、少ないを問わず多く合格されています。
TAC社会保険労務士講座では様々な学習開始時期に対応したコースをご用意しております。

 
 

「受験指導校で講習を受ける」と「独学」の違いは?


メリット デメリット
受験指導校で講習を受ける
  • 学習スケジュールが立てやすくなる。
  • 最新の法制度に対応した講義を受講できる。
  • 有益な情報が入りやすい環境に身を置ける。
  • 学習上の疑問点を即座に質問できる場がある。
  • 自習室を利用することができる。
  • コストがかかる。
  • 一定期間、講習に通うことになるため、自分の時間がとれない。
独学
  • コストを抑えることができる。
  • 学習時間を自身の好きな時に設定できる。
  • 長期の学習スケジュールをたてることに苦労する。
  • 法改正情報等を自分で収集しなければならない。
  • 学習上の疑問点を解決するのに時間がかかる。

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