コラム 医療事務は国家資格ではありません。資格を取る意味はあるの?

国家資格ではないけれど・・・

医療事務の能力を認定するような国家資格は現在の日本にはありません。そもそも資格とは、ある特定の分野について専門的な知識やスキルを持っているという「お墨付き」のようなもの。国から「お墨付き」を得られない民間資格を取得するために、あえて学習する必要はあるのでしょうか?

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医療事務の資格を取らなくてもよかった・・・?

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新米医療事務ハナコ 「わたし、今まであまりはっきり意識してなかったんですけど、医療事務の資格って公的なものじゃないんですね・・・」

ベテラン医療事務カオルコ先輩 「そうそう。もっともらしい長い名前が付いてるから、つい立派な試験なのかと思っちゃうけど、全部民間資格なんだよねー」

ハナコ 「そう考えると、わざわざ勉強しなくても就職できたんじゃないかって、ちょっと思っちゃいました」

カオルコ先輩 「なるほどなるほど。気持ちはわかるけど、たぶん勉強して資格を取ったのは無駄じゃなかったと思うよ」

ハナコ 「そ、そうですか・・・?」

医療事務の資格がなくても就職できる?

──実際、医療保険制度や診療報酬算定についての知識がない状態で、未経験の人材が医療機関に採用されることはあるのでしょうか?

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カオルコ先輩 「チャンスがあるかどうかと訊かれれば、あると思うよ、もちろん」

ハナコ 「わたしが就職先をインターネットで探してるとき、『未経験者OK』とか『資格不問』とか書かれている求人がありました。一瞬、お金も時間もかけて勉強したのは無駄だったのかなって落ち込みましたけど・・・」


──医療機関の求人を検索してみると、未経験・無資格でも就業できる求人を見つけることは、それほど難しくないことがわかります。医療機関の日常業務は「患者接遇」であるため、採用のときにはコミュニケーション能力や協調性などの人柄も重視されるポイントだからです。また、従業員としての将来性を考えるとき、年齢が影響することもあるでしょう。

国家資格でなくても医療事務の資格は必要?

──では、学習せずに、資格を取得せずに就業するのが、最も賢い方法なのでしょうか?

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ハナコ 「わたしが見つけた、『未経験者OK』で『資格不問』の求人は、すごく人気が高くて応募が多かったみたいです」

カオルコ先輩 「そうだね。そういう求人は目にとまりやすいから、競争率が高くなりやすい。そんな応募者の中に、もし経験者や有資格者が混ざっていたりしたら、未経験・無資格だと勝負しづらいかも」


──間口が広い求人は、結果的にたくさんの応募を集めます。たくさんの応募者の中には、経験者や有資格者もいるかもしれず、面接に臨む前の書類審査を突破するには、未経験・無資格は不利といわざるを得ません。
一般に、就職の際の有利さは、

(1) 経験あり&資格あり
(2) 経験あり&資格なし
(3) 未経験&資格あり
(4) 未経験&資格なし

の順に並んでいると考えられます。


ハナコ 「そう言われると、未経験者はどんなにがんばって資格を取っても、経験者には全くかなわないような気がしてしまいます・・・」

カオルコ先輩 「でも、ハナちゃんは実際に就職できたでしょ? それは、未経験者のほうがかえって都合がいいって考える医療機関もあるからなの」


──医療機関によっては、経験者より未経験者を採用したいと考えることがあります。いろいろな尺度がありますが、一つの考え方として、「以前の勤務先のやり方を、自院に持ち込んでほしくない」という医師の意識があるのかもしれません。このようなケースでは、上記の(3)と(4)の応募者が採用枠を争うことになりますので、ここで資格を持っていることが活きてきます。

医療事務の勉強はしたけれど、資格が取れなかったら・・・

──医療事務についてのひととおりの学習をすると、「医療保険制度」、「基本的な医学用語」、「診療報酬点数算定」についての知識が備わります。どれも専門的な内容なので、独学にしろ学校に通うにしろ、何らかの形で学習をして身につけることになります。

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ハナコ 「わたし、一度試験に落ちてしまったので、そのときもう一度チャレンジするか、試験はあきらめて就職活動をがんばるか、ちょっと悩みました」

カオルコ先輩 「結果的に、それは正解だったと思うよ。試験に合格できたっていうことは、試験の種類に関係なく、“がんばってゴールにたどり着いた”っていう証になるから!」


──「学習したけど資格は持っていない」と「学習して資格を取得した」の差は、特に未経験者では大きくなります。別の記事でも紹介しているとおり、採用する医療機関側は、資格の種類を細かく吟味することはしませんが、資格を取得したということは、最後まで一つのことをやり遂げたという人物面のアピールになるからです。
逆に、途中であきらめてしまった人を見た医療機関の採用担当者は、
・つらいことがあったらすぐ辞めちゃうタイプかな・・・?
・覚えが悪い、要領が悪いタイプかな・・・?
といった不安要素を見て取るかもしれません。

まとめ

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ハナコ 「うーん、自分が資格を取っておいてよかったのはよくわかったんですが、どうして医療事務には国家資格がないんですかね?」

カオルコ先輩 「事務スタッフが求められる役割は医療機関によってさまざまだから、“資格”っていう型にはめるのに合わないのかも。逆に、わたしたちの役割は、医師や看護師のような、国家資格を持っている同じ職場の人たちの連携を助けていくことだと思うよ」


──医療事務の資格は種類が多く、難易度や内容も微妙に異なります。取得したほうがよいのはこの記事で解説したとおりですが、どれがいいのかについては迷ってしまうかもしれません。
別の記事で、資格の難易度や内容について解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

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