平成30年度 行政書士合格体験記

柴﨑 萌絵さん

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行政書士を目指したきっかけ

　もともと士業とは無関係の会社に勤めており、行政書士が何をする人なのかも知りませんでした。現在の夫と出会い、夫の実家が行政書士として開業しており、それが行政書士を知るきっかけとなりました。そして、現在は行政書士法人に勤務している夫がいずれ実家の事務所を継ぐ際に私も力になれればと思い、行政書士の資格取得を目指しました。

独学ではなく受験指導校を利用しようと思った理由

１．法学に今まで触れたことがなく、独学できちんと理解できるか不安だったこと
２．誤った知識や認識で勉強を進めてしまった時に訂正してくれる講師が必要だと感じたこと
３．行政書士試験は年々難化していると言われているため、最新の試験傾向と対策が反映された講義を受けたいと思ったこと

TACを選んだ決め手

　夫がTACに通って行政書士試験に合格し、その夫からのお世辞抜きの評価を聞けたことが大きな決め手となりました。自宅から近い別の受験指導校とTAC、どちらにするか迷いましたが、夫の「TACの講師の方々はユニークで講義も面白く、何よりもわかりやすかった」という評価があったため、TACを選びました。

本試験までの学習方法（基礎期・直前期など）

　3月の入学から9月中旬、ひと通りの「基本講義」が終わるまでは、どの科目も講義を受け、次の講義までに「Webフォロー」で復習をし、「過去問集」で該当問題を解くという超基本的な復習しかしていませんでした。9月中旬からは民法、行政法、憲法の「過去問集」を繰り返し解き、「総合答練」、「予想答練」に臨み、10月下旬からは答練で自信がなかった肢を中心に復習しました。苦手だなと思った商法と一般知識にはあまり時間をかけませんでした。

仕事と勉強の両立方法や気分転換

　私は仕事を辞めた後に行政書士試験の勉強を始めたので、勉強に注力できる環境でした。強いてあげるなら家事との両立になりますが、直前期には家では勉強しないことを決め、携帯も持たず朝から晩まで図書館にこもって勉強をしていたため、家に帰って夕飯を作ったり洗濯物をたたむ事はむしろリフレッシュ時間のように感じていました。

受講形態やフォロー制度で良かったところ

　私は意志が弱くて自宅では気が緩み勉強モードになれないため、通学を選びました。一緒に講義を受ける人や自習室で勉強する人など多くの頑張っている受講生を見ることで、自然と自分も頑張らねばという意識が芽生えました。教室講座は、休憩時間や講義後にわからなかった部分をすぐ講師に聞けるのもメリットだと感じました。また、初学者の私にとって、講義を1回受けただけでは完璧な理解が難しい箇所は、復習として「Webフォロー」で講義動画を見ることで理解できた事もあり、大変助けられました。

TAC教材の良かったところ

　細かい所ですが、「基本テキスト」の目次に講義スケジュール、講義範囲と対応している「過去問集」の ページが載っている点が、勉強を進める上で役に立ちました。次回は何ページあるから復習に時間がかかりそう、問題も何問あるから多めに時間をとろう、というように自分のスケジュールを立てる際に便利でした。また、「過去問集」はコンパクトなので持ち運びしやすく電車内で読むのに最適なサイズで、ちょっとした移動時にも億劫にならずに開いて学習することができました。

TAC講師の良かったところ

　大塚先生、神田先生、小池先生の講義を受けましたが、ポイントを押さえた内容でわかりやすかったです。また、直前期の総合答練や予想答練で神田先生の解説講義が本当にわかりやすかったです。ありがとうございました。

直前期答練（総合答練・予想答練）、全国公開模試の有効利用法

　直前期の答練は全てボロボロになるほど繰り返し復習しました。というのも、答練と模試合わせて5回分の問題は範囲が被ることなく重要項目が出題されているため、効率よく復習できるからです。10月下旬になると「過去問集」は4周目、5周目になり知識で解くよりも何となく答えを覚えているから正解の肢がわかる事があります。そんな時に答練を受けることで、過去問で正解した問題が確実な知識で答えたことではないことに気づき、あやふやな知識を洗い出すことができました。

これからの受験生へメッセージ

　初学者の私が3月から勉強を始めて同年の試験に一発合格できたのは、TACの講師の方々がいてくれたからです。どの先生の講義を聴いてもわかりやすく、合間に挟まれる豆知識も面白く、毎回の講義が楽しみでした。講義後に声をかけてくださったり、勉強方法のアドバイスをくださったり、様々なサポートをしてくださいました。合格した時の達成感は今でも忘れられません。皆様もTACの講師の方々と一緒に合格を勝ち取ってください。