社会人経験を活かして民間から公務員へ転職!
「独学vs予備校」論争に結論!
世の中に予備校がある理由は!
「ほんとのところ、独学でいけるでしょ?」でも、それで合格できなかったら本末転倒。世の中に予備校がある理由は!
◆初めに結論から
あえて、さらに強く言います―予備校利用が有利である、と。
独学は、独学で「勉強できるなら」可能ということ。
経験者採用試験で課せられる教養試験(択一)は、足きりだから、「独学で可能」と巷で言われることがあります。それは、間違いではないと思います。事実、自治体によっては、一次試験倍率が低いところもあります。
令和3年度 経験者採用試験実施結果
では、この一次試験を突破した受験生は、どれだけの人が「独学」だったのでしょうか?
それでも、あえて、しかも強く言いたいと思います。教養試験も予備校利用が有利である、 と。
当記事は予備校サイドが執筆しているため、社会人の方には「そりゃあそう言うよね」と、宣伝だと思われても仕方ありませんが、そう思った方にこそ、受験対策を始める前に以下の3つを確認してほしいと思います。
その1.学習効率に格段の差!
社会人なら、時間をかけますか?効率をとりますか?
予備校を使うと学習効率が格段に上がる。つまり、学習上のムダを省くことができる。
主要な自治体で行なわれている筆記試験の教養では、一般知能の数的処理、文章理解、一般知識の人文科学分野、社会科学分野、自然科学分野が出題されます。さらに面接試験と論作文が課されています。
合格して採用されるためには、これらの試験をクリアしなければなりません。しかし、これらの科目が含む情報量は膨大なものといえます。では、そのすべてを網羅し理解しなければ合格は難しいのでしょうか。
はっきりと言えます、“そんなことはない”、と。
たとえば、教養では、学問としては重要であるが試験には出題されない、あるいは出題頻度はきわめて低い、という分野(項目)があります。それを知るのと知らないのとでは、学習効率という点で大きな差が生じます。
予備校は、公開されている過去問分析を通じて、そうした分野(項目)をしっかりと把握しており、試験対策としてムダな分野(項目)を受講生に教えたりはしません。端的に言えば、予備校は“試験に出るところ”しか扱わないのです。
ここを閲覧中の転職をお考えのみなさん。独学で勉強できそうですか?社会人で仕事をしながらでは、なかなか勉強するのが難しい状況だと思います。限られた時間を有効に活用する方法があるなら、使わない手はありません。
合格者の声
社会人の勉強法
仕事や家族があり時間が限られた方がほとんどだと思います。そのため最短ルートを走るという意識と行動が重要です。まず、自分が目指す試験種に合わせてどのように対策を進めるか具体的なカリキュラム・スケジュールを作成することをおススメします。その際にはi supportやWEBカウンセリング等を活用してそれが正しいかチェックしてもらいましょう。論文対策と面接対策は、理論を詰めることに時間はかけずに、実践を通じてブラッシュアップした方が効率的(=時間短縮かつ効果が高い)ので、講義はさらっと受けて早めに論文添削、模擬面接を受けるようにしましょう。
宮本 知樹さん 【最終合格先】横浜市(社会人採用試験/事務)・国税経験者採用試験
その2.人物試験対策がとにかくやっかい!
だから独学では厳しい
経験者採用試験でウエイトの高い人物試験、独学での対策は難しい。
多くの自治体が、当然のことながら個人面接を実施しており、経験者採用試験は即戦力を採る場面ですので、自治体側も優秀な人材を欲しています。そのため、経験者採用試験の面接試験に向けては、入念な準備と対策が必要です。
しかし実際には、民間企業の職務経験を公務員の人物試験で、どうアピールしていいのか、自分の経歴が求められるものなのか、多くの受験生が迷う状況にあると言われています。独学の受験生によくみられる失敗の要因を以下に3つあげます。
独学の受験生によくみられる失敗の要因
1
筆記試験対策に時間をとられ、人物対策の準備ができない
2
人物試験対策に取り組みたいと思うものの、誰にどのように相談してよいのかわからない
3
人物試験に対する認識が甘い
①については、筆記対策を効率よく行なえていない可能性が考えられます。上記の「理由1」でも述べましたが、筆記対策は、学習方法を見誤らなければ、各段に効率よく仕上げることができます。
②は自治体に求められる人物像や人物試験の評価観点がよくわからないまま準備を進めると、頻出とされる質問に形だけの回答を準備するだけとなり、面接対策が表面的なもので終わってしまいます。
③も近年よく聞かれる理由です。「面接受けが良いので、多分大丈夫」とタカをくくっている受験者もいるかもしれませんが、本当にそんなに楽なのでしょうか。人物重視といわれる経験者採用試験の面接試験は、ライバルの多くが多種多様な経歴を持った社会人たちです。面接試験で求められるレベル(=合格水準)は当然高くなりますので、人あたりがよいだけでは太刀打ちできないでしょう。
失敗しないための人物試験対策
- 対策の指針をつくる
- 適切な手順を踏む
- 行政経験豊かなアドバイザーを持つ
受験経験者の方は痛感していると思いますが、人物試験対策はそう簡単なものではありません。また長い時間と膨大な労力が必要となります。
予備校では、まずはどのような回答・立ち振る舞いが望ましいのか、人物試験の内容や受験者の職務経験を把握し、目指すべき姿・対策の指針を示します。
人物試験対策では、社会問題への考え方、公務員としてどんなことができるかを展開するにあたり、人物試験で問われる論点と回答の考え方をおさえていきます。
そうしてはじめて回答作成のステップに立ち、あらゆる想定質問への回答を準備していきます。もちろん形にするだけでは合格につながりません。適切な指導のもと、時間をかけてじっくり回答を練り上げていきます。
それでもまだ終わりません。最後に本番を想定した実践練習を行い、立ち振る舞いや表現方法・印象などの調整を行います。ここでも適切な指導が必要となるでしょう。
TACでは、何十年も自治体の中枢を担っていたキャリアのある元公務員が、公務員になる意識も含めてやるべきことと考えるべきことを伝授します。適切な手順を踏み、練習を繰り返していきましょう。
その3.十数万~二十数万を惜しんで、100万以上の損!?
転ばぬ先の杖。長い目でみて考えてください。
予備校利用のデメリットとして真っ先に思い浮かべるのは、やはりその費用でしょうか。
コースにもよりますが、費用相場は、TACだと20万前後。
“20万円もかけても受からないかもしれないし・・・”ということで、受講をためらう人もいますが、その気持ちはわからないでもありません。
しかし、考えてみてください。前述の実施状況のように、一次試験が高い倍率の自治体も存在します。予備校の費用をおさえて独学を選んだとして、もし学習がうまくいかず残念な結果に終わってしまった場合、公務員としての充実した福利厚生、得られるはずだった安定した給与をあきらめ1年間過ごさなくてはなりません。
民間企業は業績によって、まるまるボーナスカット、なんてこともあるでしょう。こうしたことは、公務員ではよっぽどのことがない限りあり得ません。
つまり、10数万~20数万を惜しむと、将来の安定した収入を損したことになるのです。予備校の受講料は可能性を高めるための、必要な自己投資ではないでしょうか。
まとめ!
1
出題範囲が膨大なため、メリハリのない学習は危険!筆記対策はでるとこだけやろう!
2
合格したいなら、キャリア十分の講師の下で、入念な人物対策を!
3
合格への道筋がたてられないなら迷わず予備校へ!TACは転ばぬ先の杖!
経験者採用をさらに詳しく知りたい方は!