特集
独学資格試験市場での圧倒的シェア獲得から、周辺・他ジャンルでの本格展開へ

 TACグループの出版事業は、「TAC出版」と「早稲田経営出版」の2ブランドで主に資格試験対策書籍の出版を中心とした事業を展開しております。2011年より当社に参画した現事業部長のもとで新たな体制を発足し、コンテンツ力や情報収集力、機動力、営業力により一層の磨きをかけ、お客様の価値観が多様化し、かつ、その変化が速い市場環境の中でも、適時にそれを把握し柔軟に対応できる体制を築いてまいりました。その成果が、近年拡大している「独学資格試験市場」における圧倒的なシェアの獲得という成果となって表れております。
 特に「日商簿記検定」「FP技能検定」「宅建士」は、おのおの20万~60万人と受験者数が多く、重要資格試験と位置付けられますが、2015年までの4年間で、TAC出版事業部は、右記のとおりシェアを大きく拡大しております。

 さらに上記以外にも、「社会保険労務士」「行政書士」「司法書士」「税理士」「中小企業診断士」「マンション管理士」「管理業務主任者」など、一定の規模を有する独学資格試験市場は、TACが大きなシェアを獲得し、トップシェア出版社としての地位を築くこととなりました。
 TAC出版事業の強みは、『①TACの教育事業で培った質の高い教材作成力(TAC METHOD)をベースにした制作力』『②TACのブランド力』に加え『③独学資格試験受験者の学習効果を高めるための「教育工学」に基づいた独自の編集・制作ノウハウ』と『④出版業界にかつてない形で新たに生み出した「独自の営業手法」』にあります。
 出版事業部は、今後、上記の独学者向け資格試験市場の中で、未だトップシェアを獲得できていない「公務員試験」「情報処理技術者試験」などの分野に加え「介護・医療・福祉」「理工・建築」「語学」の分野などに積極的に挑戦していきます。

 また、出版事業部では、独学で学ぶ受験者が、テキストや問題集に加え「廉価なら」「もう少し合格に近付きたい」「そうしたサービスがあったら嬉しい」などの思いに応える形で『独学道場』を開講しています。2016年4月現在では、「日商簿記」「建設業経理士」「FP技能検定」「宅建士」「行政書士」「社会保険労務士」「マンション管理士」「管理業務主任者」などに加え「司法書士」「税理士」も開講しています。『独学道場』は、4年間で約5倍の売上を獲得するまでに成長しており、資格試験受験者の、学習形態の多様化に応じて、学習者の要望にできるだけ応えるべく、今後も進化させていきます。
 なお『独学道場』は、「絶対に合格したいので(やっぱり)通学講座に申し込みたい」や「答案練習や模擬試験だけは、教室で受験・受講したい」などの要望に応えTAC通学講座とのコラボで、「乗換制度」や「ハイブリッド型」などのTACならではの制度を設けています。

次の展開
「出版業界での存在感を増しつつ、成功体験をもとに他ジャンルへの進出」
「おとな旅プレミアム」(旅行ガイド本シリーズ)の発刊へ。

 TAC出版は、2016年5月より「おとな旅プレミアム」(旅行ガイドシリーズ)を初回全10冊の発刊を行います。今までなかった新分野の「大人向け」の旅行ガイドシリーズです。TACならではの、大人の旅行者一人一人に寄り添った、「知的好奇心に応えられ」「自らの人生を投影しつつその地の歴史やゆかりに思いを馳せられ」、さらに「大人ならではの“厳選した”泊まりたい宿・食事・お土産」などの情報も網羅し、かつ「おとな旅コンセプトプラン」を具体的に提案するなど、旅行ガイドの枠を超えた新しいシリーズとして全30冊の発刊を予定しています。
 TAC出版事業部は、資格試験の書籍市場を席巻する際に極めたノウハウがあります。すなわち「誰も考えつかない」「どこにもなかった」レベルに引き上げた「編集・企画力」と「営業・展開力」で次の分野への挑戦をこれからも果敢に行ってまいります。